自動車は現代の生活に欠かせないものとなっていますが、その中でもタイヤは摩耗が激しく、交換が必要不可欠です。
不要になった廃タイヤの処分方法について、今回は詳しく解説していきます。
ぜひ参考にしてください。
目次
タイヤは自治体のゴミには出せない
タイヤは、不法投棄されると環境汚染の原因となるため、法律によってタイヤの処理方法が規制されています。
一般的に、タイヤはリサイクル業者や自治体が指定する処理場所で処理することが求められます。
タイヤは「適正処理困難物」
適正処理困難物とは、一般的なごみ処理やリサイクルが困難な大型の廃棄物のことを指します。
タイヤも、その一例であり、タイヤを含む自動車部品の他にも、家電製品、家具、医療用具、建材などが適正処理困難物にあたります。
タイヤの処分は専門業者に依頼
タイヤの処分方法は、法律や地域によって異なる場合がありますが、一般的には以下の方法があります。
- タイヤリサイクル業者に依頼する
- 自動車ディーラーまたは修理工場に持ち込む
- 地元の自治体に問い合わせる
- 持ち込み型ゴミ処理場で処分する
- ガソリンスタンドで処分する
いずれの方法を選んでも、タイヤを不法投棄することは絶対に避けなければなりません。
タイヤの不法投棄は、環境汚染や健康被害の原因となります。
古いタイヤを処分する方法4つと費用の目安
以下では、先ほどの4つの方法について詳しく話を掘り進めていきます。
ぜひ、参考にしてください。
タイヤリサイクル業者に依頼する
タイヤリサイクル業者は、タイヤを破砕し、再利用可能な材料に分解することで、環境にやさしい処分方法を提供しています。
タイヤの処分をリサイクル業者に依頼する場合の費用は、いくつかの要素によって異なりますので、以下に代表的な要素を紹介します。
ココがポイント
・処分するタイヤの数
タイヤの数が多いほど、1つあたりの費用は安くなる傾向があります。
・タイヤの状態
タイヤの状態によって、費用が異なることがあります。
再利用が可能なタイヤやリサイクルしやすいタイヤは、費用が安くなることがあります。
一方、劣化が進んでいるタイヤや破損しているタイヤは、特別な処理が必要になるため、費用が高くなることがあります。
ココに注意
・地域
地域によって費用が異なり、リサイクル業者の数や処分場の距離などが影響します。
・リサイクル業者
リサイクル業者によって、利用できる処分方法や受け付けるタイヤの種類が異なることがあるため、事前に確認がおすすめです。
一般的には、処分するタイヤの数が多いほど、1つあたりの費用は安くなる傾向があります。
また、受け入れ手数料や処分手数料、運搬費用などがかかる場合があるため、リサイクル業者によっては事前に見積もりを取ることが必要です。
自動車ディーラーまたは修理工場に持ち込む
多くの自動車ディーラーや修理工場では、タイヤの処分に関するサービスを提供しています。手数料がかかる場合もありますが、簡単に処分が可能です。
一部の店舗では、新しいタイヤを購入する際に古いタイヤを無料で引き取ってくれる場合があります。この場合は、新しいタイヤを購入する際の価格に古いタイヤの引き取り代が含まれるため、追加費用は発生しません。
一方、古いタイヤのみの処分を依頼する場合には、費用が発生することがあります。この場合、店舗によって費用が異なり、一般的には1本あたり数百円から数千円程度の費用がかかることがあります。
また、店舗によっては処分を受け付けていない場合があるため、事前に確認することが必要です。
また、自動車ディーラーや修理工場でタイヤ処分を依頼する場合、持ち込みの際には、タイヤを車両から外して持参する必要があります。この点も事前に確認し、必要であればタイヤを外す作業を自分で行いましょう。
地元の自治体に問い合わせる
一部の自治体では、タイヤの回収イベントを開催しています。また、市民センターや廃棄物処理センターなどの施設で、タイヤを受け入れている場合があります。
地元の自治体が開催するイベントでの費用については、自治体やイベントの内容によって異なります。
一般的には、以下のような費用がかかることがあります。
・処分費用
タイヤの処分にかかる費用が請求される場合や自治体によっては、処分費用を事前に決めていて、参加者に対して費用の支払いを求める場合があります。
ただし、処分費用を含めた参加費用が無料の場合もあるため、事前に確認することが重要です。
・交通費
会場までの交通費や駐車場代がかかる場合があります。
自家用車で参加する場合は、燃料代も追加でかかることになります。
・参加費用
自治体や主催者によっては、参加するための費用を請求する場合があります。
ただし、無料で参加できる場合もあるため、事前に確認することが大切です。
・その他の費用
タイヤの持ち込みや処分作業に必要な道具や設備、スタッフの人件費などもイベント費用に含まれる可能性があります。
以上のように地元の自治体が開催するタイヤ処分イベントでの費用は、イベントの内容や参加者によって異なります。
参加する場合は、事前に費用について確認し必要に応じて予算を組んで参加することが重要です。
持ち込み型ゴミ処理場で処分する
一部の自治体では、タイヤを持ち込み型ゴミ処理場に持ち込むことが可能です。
ただし、処分方法や手順に関しては、自治体のルールに従う必要があります。
タイヤ処分においてゴミ処理場で持ち込み処分する場合の費用は、自治体や処理場によって異なります。
一般的には、以下のような費用がかかることがあります。
・処分費用
タイヤの処分にかかる費用が、ゴミ処理場に持ち込む場合には、処分費用が請求されます。
自治体によっては、処分費用を事前に決めていて、持ち込み時に支払いを求める場合があります。
処分費用は、タイヤの個数やサイズ、自治体や処理場によって異なるため、事前に確認することが大切です。
・交通費
ゴミ処理場までの交通費がかかる場合があります。
自家用車で持ち込む場合は、燃料代もかかることになります。
・その他の費用
自治体や処理場によっては、タイヤの持ち込みや処分作業に必要な道具や設備なども、費用に含まれる可能性があります。
以上のように、タイヤ処分においてゴミ処理場で持ち込み処分する場合の費用は、自治体や処理場によって異なります。
ガソリンスタンドで処分する
タイヤを処分する方法の一つとして、ガソリンスタンドで処分する方法があります。
ただし、ガソリンスタンドでの処分は、地域によっては受け付けていない場合があるため、事前に確認する必要があります。
また、ガソリンスタンドでの処分には費用がかかる場合があります。
処分費用は、地域やガソリンスタンドによって異なりますが、一般的には500円程度が相場とされています。
ホイール付きの場合は、加算されることが多いので注意しましょう。
まとめ
タイヤは、廃棄する際に適正な方法で処理することが大切です。
タイヤはリサイクル業者に依頼する、自動車ディーラーや修理工場、自治体のイベントやゴミ処理場に持ち込むなど、様々な方法で処分できます。
タイヤの処分には、適正な方法を選び、処分費用や手続きなどを事前に確認することが大切です。
以上の説明を参考にして、適切な処理をして環境に配慮していきましょう。