ベビーカーの処分方法は粗大ごみで出す他、様々な方法があります。そこで、料金がいくらくらいかかるのかといった疑問などにもお答えすべく、分りやすくベビーカーの正しい処分の仕方を解説します。
目次
ベビーカーの処分方法6選
ベビーカーの処分方法は主に以下の6つです。
- 粗大ごみとして出す
- 不燃ごみとして出す
- 不用品・廃品回収業者へ依頼
- 譲渡
- 寄付
- 売却
それぞれの詳しい処分方法をみてみましょう。
ベビーカーを粗大ごみとして処分する方法
ベビーカーは自治体によって、粗大ごみに指定している市区町村があります。お住いの地域にベビーカーが粗大ごみ対象品目に含まれていれば処分可能です。
ベビーカーを粗大ごみで出す場合、多くの市区町村では収集またはクリーンセンターなどへの指定場所への持ち込みのいずれかを利用できます。ただし、クリーンセンターを有していない自治体では基本的に持ち込みはできません。
なお、ベビーカーを粗大ごみ収集で処分する場合、予約申し込みをして、事前に処理券を購入した上で当日粗大ごみに貼り付けて出すのが一般的です。支払いは収集当日に指定されているケースもあります。
また、持ち込みの場合は予約不要の自治体が多いですが、市区町村によっては事前予約が必要です。料金は従量制を適用していて一般的には荷下ろし後に支払います。その他、持ち込む際には本人確認などの手続きも行う場合がほとんどですので、お住いの地域のルールをよくご確認ください。
ベビーカーを不燃ごみとして処分する方法
ベビーカーは粗大ごみ以外に不燃ごみとして処分可能な市区町村もあります。基本的には指定ゴミ袋に入るように解体・分解が必要ですが、ごみの分別ルールにベビーカーが不燃ごみに指定されていれば処分可能です。
ただし、不燃ごみとして認められていない地域で出してしまうと、回収されず場合によっては不法投棄とみなされる可能性もありますのでご注意ください。また、例えベビーカーが不燃ごみに認められている地域であっても方法が間違っていますと同様に不法投棄として扱われる可能性もありますので、くれぐれもお間違いないように適切に処分しましょう。
ベビーカーを不用品・廃品回収業者に依頼して処分する方法
自治体の行政サービス以外でベビーカーを処分する場合、不用品・廃品回収業者への依頼回収といった方法もあります。申し込みから回収までがスムーズで業者によっては即日対応も可能です。まずは、お住いの地域に対応している不用品・廃品回収業者をリサーチして問い合わせしてみましょう。料金は市区町村の収集や持ち込みより高額ですが、ベビーカーの状態によっては買い取ってもらえる可能性もあります。
また、不用品・廃品回収業者を利用する場合は、業者によって金額が異なりますので、複数ピックアップして相見積もりでサービス内容などの比較もおすすめです。
なお、料金が発生する場合、基本的にベビーカー単品で処分すると高上りになるため、他の不用品と一緒に回収を依頼した方がパック料金等の利用で比較的お得になります。
ベビーカーを譲渡で処分する方法
ベビーカーがまだ使用可能であれば、どなたかに譲渡して処分することもできます。なにかと出費が増える子育てにおいて、ベビーカーなどのベビー用品を譲ってもらえることにありがたさを感じている方は多いです。
もうじきベビーカーが必要になる知人などがいれば譲渡の提案をしてみてはいかがでしょうか?万が一見当たらない場合は、ジモティーなどのインターネット掲示板の利用もおすすめです。
ベビーカーを寄付で処分する方法
譲渡に似ていますが、ベビーカーの寄付を受け付けている施設や団体もあります。
例えば、子育てに関するイベント企画や運営事業を行っているNPO法人や世界中の里親制度のサポートを行っている団体などでもベビーカーをはじめとしたベビー用品や子供用品の寄付を募っています。
ベビーカーの寄付を募っている団体の一例をご紹介しますと、SOS CHILDREN'S VILLAGESやKIFFCOCOなどが有名です。なお、これらの方法は、基本的に無料で処分可能ですが、ベビーカーを送付する場合に発生する送料に関しては負担が発生します。
ベビーカーを売却して処分する方法
ベビーカーの状態によっては売却での処分も可能です。リサイクルショップや買取専門店といったリアル店舗の他、インターネットオークションやフリマアプリといったオンラインでの売却もできます。
リアルの店舗の場合は、査定で買取金額が決まり、オンラインの場合はご自身で自由に価格設定可能です。ただし、相場との剥離が大きいと売れる可能性は低くなってしまいますので、同等の商品がどのくらいで取引されているかとったリサーチ力も必要になります。
ベビーカーの処分料金
ここまでベビーカーの6つの処分方法をご紹介しましたが、ここでは、それぞれいくらかかるのか解説します。分かりやすく処分方法ごとに料金を下記の表にまとめました。
ベビーカーの処分方法ごとの処分料金の目安
処分方法 | 処分料金 |
---|---|
粗大ごみ | 0~1,000円 |
不燃ごみ | 6~135円 |
不用品回収 | 1,000~10,000円 |
売却・譲渡・寄付 | 0円 |
表示金額はあくまで目安ですが、粗大ごみや不燃ごみのように料金に幅があるのは、地域で設定金額が異なるためです。
例えば、粗大ごみであれば持ち込みを無料にしている自治体があったり、重量で決められていたりします。また、不燃ごみの場合は袋代に換算していますが、2023年4月現在ですと北海道帯広市が45ℓあたり135円と最高値です。
その他、不用品・廃品回収業者への依頼の場合は、業者ごとに料金が異なります。
ベビーカーの処分のタイミング
最後にご参考としてベビーカーの処分のタイミングについて解説します。ベビーカーには種類があり、それぞれの処分のタイミングが異なります。主な種類は、乳幼児向けのA型タイプと4~5歳まで使用可能なB型タイプです。それぞれの処分の詳しいタイミングをみてみましょう。
A型タイプのベビーカーの処分タイミング
A型タイプのベビーカーは、まだ首が座っていない乳幼児を対象としていますが、中には4歳ごろまで目安とした最長48カ月の使用を可能とした製品もあります。
ただし、A型タイプのベビーカーは後述するB型タイプと比べて大型で重量も重いため、0歳から成長し体重の増えた子どもを乗せて動かすと操作性が悪くなることも否めません。
このため、多くのご家庭では、生後6~7カ月くらいでB型タイプのベビーカーにシフトしています。これを基準とするとA型タイプのベビーカーの処分タイミングは、概ね半年くらいが目安といえそうです。
B型タイプのベビーカーの処分タイミング
B型タイプのベビーカーの特徴は、A型よりもコンパクトで長期的に使用可能な点です。そのため、3歳~5歳ごろまで使用できます。このため、子どもに成長度合いによってベビーカーの処分のタイミングも異なりますが、早くて3歳、遅くて5歳といえそうです。ただし、長く使えば使うほど、使用感や劣化も増すため、売却での処分を検討している場合は、高価買取が望めない可能性もあります。
したがって、ベビーカーの処分方法と照らし合わせながら、ベストなタイミングを見計らうのもおすすめです。
まとめ:ベビーカーの処分について
以上、ベビーカーの処分について6つの方法とともに費用や処分のタイミングを解説しました。ベビーカーは、粗大ごみの他、不燃ごみ、不用品・廃品回収、譲渡、寄付、売却などでの処分ができます。処分料金は方法によって異なり、無料~10,000円がおおよその目安です。
また、ベビーカーの処分のタイミングは、A型タイプが半年前後、B型タイプが3歳~5歳くらいといえます。ぜひ、これらをご参考にベビーカーを適切に処分なさってください。