だるまの処分は粗大ゴミ?処分方法を解説

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だるまの処分は粗大ゴミ?処分方法を解説

 

だるまは願掛けなどに用いられる縁起物であり処分方法に悩む方も多く、そのままゴミとして捨てるのは気が引けるという方もいるでしょう。

この記事では、そのような方に向けてだるまの廃棄方法や家庭内での処分方法について紹介します。

 

だるまを処分するタイミング

 

まず、だるまを処分するタイミングについて悩む方も多いでしょう。だるまを処分するには適切なタイミングが2つあります。

 

だるまのご利益を授かったときに手放す

 

1つ目のタイミングは、願いが実現したときです。

例えば、試験合格や健康回復など、自分が願い事をかけた目的が達成されたら、早めの処分が大切になります。

だるまはあくまでも縁起物であり、それ以上のご利益が期待できないからです。

 

購入してから1年後に手放す

 

2つ目のタイミングは、購入から1年後です。

だるまのご利益は、通常1年間といわれています。
1年間で願いが実現しなかった場合でも、それ以上のご利益はないとされています。

1年が経過したら、感謝の気持ちを込めて右目を描いてから処分するようにしましょう。

 

大切に保管する

 

ご利益を得た後は適切にだるまを処分し、次の年はより大きなだるまを飾ると良いとされています。

そのため多くの方が、「役目を終えただるまは手放すべき」と考えるかもしれませんが、大切に保管しておいても特に問題ありません。

ただし、だるまが傷まないように保管場所を整えることが重要です。

 

だるまの歴史

 

だるまは不倒翁(ふとうおう)が元となっています。

不倒翁は倒れても自立して起き上がる特徴を持つ人形であり、室町時代の日本に伝わりました。この不倒翁の形態が起き上がり小法師と呼ばれ、後にだるまとして知られるようになりました。日本のだるまは赤色が一般的ですが、中国から長崎県に持ち込まれた起き上がり小法師は、インドにおける僧侶の衣服の色として黄色で製作されています。

赤色は慶事には欠かせないことから、病や災いも防げると信じられてきました。
今では赤色や白色以外にも、黄色や緑色などさまざまなだるまも存在しています。

色によって込められる願いごとも異なりますが、お守りのような役割を果たしているため大切にとっておく方も多いです。

 

 

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だるまの処分方法

 

では、だるまの処分方法は具体的にどのようなものがあるのか、以下で詳しく解説していきます。

 

お寺や神社でお焚き上げを頼む

 

お寺や神社に依頼するとだるまのお焚き上げ供養をしてもらえます。

だるまは仏教に由来するものであるため、本来はお寺にお参りして供養を受けるのが適切とされていますが、現在はお寺と神社のどちらでも供養できることが多いです。

場所によっては供養料が異なる場合があります。
また、供養を受け付けていない場所もあるため、事前に問い合わせて確認しましょう。

 

宅配受付での供養

 

お寺や神社でのお焚き上げに加えて、多くの場所でだるまの宅配受付による供養を行っています。

宅配受付にかかる費用はだるまの大きさによって異なるため、かかる料金を事前に調べておきましょう。

具体的な送料を知るには、送りたい宅配便業者のサイトや窓口に問い合わせたり、試しに配送予約をして料金を確認することができます。

 

どんと焼きやだるま市で供養する

 

小正月(1月15日)に神社で行われるどんと焼きやだるま市などで、集めただるまや正月飾りなどの供養を行っています。

神社や地域によっては「だるまを燃やすことはできない」としているところもあるため、事前に確認しましょう。

利用する場合はその時期まで保管が必要なため、すぐに処分したい方には不向きになります。

 

自分で供養しゴミとして捨てる

 

宗教や宗派、供養方法について全く気にしない方は、だるまをそのままゴミとして捨てることもできます。そのまま捨てることに抵抗がある方や近くに供養してくれる場所がない場合は、自分で供養してからゴミとして捨てると良いでしょう。

塩で清めるという供養方法もありますが、本来は神道においての考えであるため、仏教では必要ないとされています。

しかしながら、日本には無宗教の人々も多く仏教の葬儀において塩を渡されることがあるように、神仏混合の考え方や地域独自の習慣も広く見られます。

そのため、ゴミとして処分する場合には自分の信仰や宗派、地域の習慣に合わせることが望ましいでしょう。

 

だるまは粗大ゴミなのか

 

自分で処分する場合、迷うのはだるまのゴミ区分です。

多くの自治体では、だるまは燃えるゴミまたは粗大ゴミ(30cm以上の大きさの場合)として処理されます。粗大ゴミにあたる場合、多くの自治体では有料による回収や持ち込み処分を受け付けています。

ただし、ゴミとして処分する場合は分別や出し方が地域によって異なるため、お住まいの自治体のホームページで適切な処分方法を確認することが大切です。

 

不用品回収・遺品整理業者に依頼する

 

不用品回収や遺品整理業者に依頼して処分する方法もあります。

だるまだけを処分する場合は高額な料金がかかってしまいますが、他の品物と一緒に処分すれば、だるま自体の処分費用がほとんどかからずとてもお得です。だるまが遺品だった場合は、遺品整理業者にお願いすれば供養の方法を熟知しているため、適切に供養を行った上で処分をしてもらうことが可能です。

不用品回収業者は適正価格でサービスを提供するのが一般的ですが、料金の高額請求やトラブルを引き起こす悪徳業者も存在します。

業者の評判や口コミを調べたり契約前に見積もりを依頼して、不明点を確認することが重要です。

 

だるまを処分する際にかかる費用

 

だるまを処分する際にかかる費用は、自治体や業者によって異なります。自治体によっては、燃えるゴミとして出せる場合もあれば、粗大ゴミとして処分しなければならないなどのルールがあります。

お金に関することなので、詳しい費用については自治体のホームページや業者に直接問い合わせをしましょう。

また、お寺や神社で供養してもらう場合の供養料は、地域や宗派、供養する場所によって異なります。

一般的には、数千円から数万円程度が相場となっています。具体的な金額については、お住まいの地域の寺院やお寺に問い合わせてみるとよいでしょう。

 

 

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無料で処分する方法

 

だるまが小さいサイズで、燃えるゴミとして処分できる自治体では無料となることもあります。

しかし、粗大ゴミとして処分する場合はほとんどの自治体が有料です。

その一方で、どんと焼きやだるま市での供養は、無料でしてもらえることがあります。
ただし、時期が限られてしまうことがネックとなります。

だるまを処分するタイミングや予算などによって、最適な処分方法を選びましょう。

 

まとめ

 

今回はだるまの処分方法について、様々な情報をお届けしました。
基本的には、だるまは願いがかなったら処分するのが適切です。

自治体の粗大ゴミとして処分する場合は有料になることが多いですが、どんと焼きやだるま市での供養は無料で行われることが多いです。

処分方法に迷った場合は、地域の自治体や寺院などに相談してみると良いでしょう。

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