鉄くず、金属屑の回収方法は?正しい捨て方や回収方法

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鉄くず、金属屑の回収方法は?正しい捨て方や回収方法

 

鉄くずや金属くずはリサイクル率が高い「産業廃棄物」です。産業廃棄物に指定されているものは、正しく処理しなければいけません。

家庭から出る鉄くずや金属は自治体などでも捨てることができます。金属くずや鉄くずがどのように処理されているのかや、家庭から出た鉄くずなどの処理方法について解説します。

ネジや釘、といった小さな鉄くずから自転車や農機具といった大きなものまで、処理の仕方を説明しますので参考にしてください。

 

そもそも金属くずや鉄くずはどういうもの?

 

金属くずや鉄くずはどういったものなのか、把握しておかなくては間違った処理の仕方をしてしまう可能性があります。産業廃棄物である金属くずを知るためには、産業廃棄物がどういうものなのか、合わせて知っておきましょう。

 

金属くずとは

 

金属くずは、産業廃棄物に指定されている1つであり、名前の通り金属系のくずのことを言います。具体的には、「鉄くず」、「研磨くず、バリ」、「切削くず」などです。鉄くずはその中でも一番リサイクル率が高い金属くずです。

金属くずというと、工場や製造業の排出が多いイメージがありますが、スーパーマーケットや飲食店、医療機関などさまざまな場所から排出されています。

金属くずは、再資源されやすいため産業廃棄物のルールにのっとり正しく処理しなければいけません。

 

産業廃棄物とは

産業廃棄物とは、事業活動により発生した「汚物、不要物(固形状または液状のもの)」のことを言います。産業廃棄物は、廃棄物処理法で定められたやり方で、処理をしなければいけません。そのため、金属くずや鉄くずを勝手に廃棄することは法律違反になります。

産業廃棄物は、国から許可を得た人が処理をしなければいけないと決まっており、許可書や処理方法、監督管轄などが定められています

 

一般家庭から出る鉄くずや金属とは

 

一般家庭から出る鉄くずや金属はどのようなものがあるか一覧表にまとめました。

 

鉄くずや金属

  • くぎ
  • ねじ
  • トースター
  • カセットコンロ
  • ホットプレート
  • フライパン
  • やかん
  • 自転車
  • 車のホイール
  • ゴルフクラブ
  • 電気工具
  • 金庫
  • 物置
  • 農機具

 

 

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家庭から出る鉄くずや金属の回収方法

 

工場や製造業から出る鉄くずなどは、産業廃棄物として許可を得た業者が回収します。しかし一般家庭から出た鉄くずや金属などは、どのように回収・処理すればいいかわからない人も多いです。

小さなものから大きなものまで、処理の仕方を解説しますので参考にしてください。

 

自治体に燃えないゴミとして回収してもらう

 

くぎやねじ、やかんなどサイズが小さいものは袋に入れて、ごみとして自治体に回収してもらいましょう。市が定めている規定サイズの袋に入る場合は、燃えないゴミとして処分することが可能です。

炊飯器など袋に入るものであっても、自治体によっては粗大ごみとして扱われる場合もあるため、事前に捨てても問題ない項目を確認しておくことが重要です。

 

自治体に粗大ごみとして回収してもらう

 

燃えないゴミでは処分できない大きさは、粗大ごみで回収してもらいましょう。粗大ごみは指定のシールを貼り、指定された場所に置いておく必要があります。

事前に役所などに連絡する場合と、月1回回収に来る場合など市によって異なるので確認しておきましょう。

 

自分でクリーンセンターに持っていく

 

クリーンセンターとは、自治体ごとに設けられたごみ処理施設のことを言います。事前にメールや電話などで鉄くじを捨てに行くための予約を取ります。

クリーンセンターの特徴としては、処理にかかる値段が安いことです。家庭から出る鉄くじだと10キロで約60円、産業廃棄物でも約120円とかなり安いです。車を持っている方や近くにクリーンセンターがある方は、活用してもいいでしょう。注意点としては、なんでも回収してくれるわけではないことです。

タイヤ、農機具、バッテリー、ガスボンベなどは回収できないので、不安のある人は事前に問い合わせておくと安心です。

 

鉄スクラップを回収してもらえる業者に依頼する

 

鉄スクラップを回収してもらえる専門の業者があります。製造工場や建築工場などから出る鉄くずなどは、1キロ約30円~40円程度で買取ってもらえます

鉄くず以外の銅や電気ケーブル、アルミホイールなどは、さらに高価買取してもらえますが、一定量なければ買取ってもらえません。

業者にもよりますが、「50キロ~、100キロ~」と買取条件が決まっているため家庭から排出される量だと足りないことが多いです。
一度に大量に廃棄できる鉄くずなどがある場合は、試してみてください。

 

不用品回収業者に依頼する

 

手間なく処理したい場合は、不用品回収業者に依頼するのが一番です。鉄くずや金属以外にも不要になったものをまとめて回収してもらえるのがメリットです。

回収してもらうために費用がかかってしまうため、コストを気にせず処分したい人におすすめします。

 

鉄くずを買取してもらうときの注意点

 

鉄くずは名前の通り「鉄」が含まれているため、磁石でくっつくものが対象です。いすや机には鉄が含まれている商品もあるため、鉄くずとして回収できます。

しかし背もたれや木の部分は、鉄くずではないため廃棄物扱いになってしまいます。鉄くずとして回収してもらうためには、部品ごとに分解して鉄くずのみを集めておかなければいけません。

他の素材と一体になっている場合は、買取ってもらえるか業者に確認しましょう。

 

 

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捨て方に悩んでしまう鉄くずの処理方法

 

包丁やハサミ、カセットボンベなど、どう捨てればいいか悩んでしまう鉄くずは多いです。特に包丁などの危険なものは、捨て方を間違ってしまうと、回収者が大けがをする可能性もあるため、注意しなければいけません。

悩みがちな鉄くずの捨てるときの注意点や、自治会に捨てるときの方法について説明します。

 

包丁、カミソリなど刃物系

 

包丁、カミソリ、カッターナイフなど刃物系を捨てるときは、刃先でけがをしないように処理する必要があります。

 

捨て方

不燃ごみとして捨てる場合が多いです。しかし自治体によっては「危険なものの日」など日にちが指定されている場があります。事前に確認してから捨てましょう。

 

捨てるときの注意点

刃が出ている状態で捨ててしまうと、事故につながりかねないため、必ず刃先を何かに包んで捨てなくてはいけません。包丁であれば、ダンボール、新聞紙、発泡スチロールなど刃先が出ないように巻きつけておきましょう。

 

ごみ袋には、「包丁が入ってます」、「刃物注意」など記載し、一目でわかるようにしましょう。

 

スプレー缶、ガスボンベ

 

穴を空ける場合や空けない場合など、処理方法が自治体によっては異なるので注意が必要です。

 

捨て方

不燃ごみとして捨てることが多いですが、自治体によって異なるので確認が必要です。

 

捨てるときの注意点

穴を空けて捨てるところや、空けないところがあるので自治体のルールに従った捨て方をしましょう。穴を空ける場合は、中身が入っていないことを確認し、ガス抜きを行ってから穴を空けると安全です。

 

鉄くじ、金属くずはルールに従って捨てよう

 

鉄くずや金属くずは、回収方法もいくつかあるため、自分にあった捨て方を選びましょう。自治体に回収してもらう場合は、場所によってルールが異なるので事前に確認が必要です。

間違った捨て方は、事故やケガにつながったり、法律違反になったりすることもあるので、決められたルールに従いましょう。

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