子どもが小学校を卒業すれば、ランドセルも不要になるので処分しようと考える人が多いと思います。ランドセルは粗大ごみで捨てることができますが、他にもたくさん処分する方法があります。
本記事では、ランドセル処分方法を「ゴミ」、「売却」、「再利用」の3つの観点から考えて処分方法を紹介するので、参考にしてください。
目次
ランドセルを「ゴミ」として処分する方法
壊れてしまったものや劣化が激しいランドセルは、ゴミとして処分するしかありません。まずは、ランドセルを「ゴミ」として処分する3つの方法を見ていきましょう。
燃えるごみで処分する
自治体の指定する袋に入るサイズのランドセルであれば、燃えるごみとして処分することが可能です。ランドセルは金属部分もあるので、処分する前に分別してから捨てましょう。
燃えるごみで処分することができれば、処分費用もかからず、自分の好きなタイミングで処分できるのでおすすめです。
こんな人におすすめ
- すべての人におすすめの処分方法です。
粗大ごみで処分する
燃えるごみで捨てられないサイズのランドセルは、粗大ごみで処分します。粗大ごみであれば、一度にまとめて複数のランドセルも捨てることができます。粗大ごみは自治体が処分しますが、自治体によってルールや費用が異なるので、事前に確認しておきましょう。
粗大ごみの捨てる手順は以下の通りです。
- 粗大ごみを出したいことを自治体に連絡します。このときに捨てる場所・日時・費用を一緒に聞いておくとスムーズに処分することができます。
- 粗大ごみを捨てるには、「粗大ごみ専用シール」が必要です。コンビニや郵便局、役所で売っているので、必要な枚数分を購入しましょう。
- ランドセルにシールを貼り、指定された場所・日時に捨てれば処分完了です。
粗大ごみは、処分費用も安く簡単に捨てることができます。また国が処分するので不法投棄などの心配がないことがメリットです。
多くの自治体では、粗大ごみの回収が月に一度程度であることが多いです。そのため、捨てる日を逃してしまえば、一か月待つことになるので、自分の好きなタイミングで処分できません。
すぐに処分したい人は、直接ごみ処理センターに持っていくといいでしょう。事前に連絡をすれば、自分で持っていくことですぐに処分できます。
こんな人におすすめ
ランドセルのサイズが大きく燃えるごみで捨てられない人。また処分費用を少しでも抑えたい人。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者は、直接家まで荷物を処分しに来てくれるだけでなく、どんなものでもまとめて処分することができるので、非常に便利です。しかし、処分費用は高いので、ランドセル一つだけを捨てるのであれば、おすすめできません。
ランドセル以外にも捨てるものがたくさんある場合は、不用品回収業者を活用しましょう。
不用品回収業者に依頼するときは、悪徳業者に気をつけてください。国の許可を持っていないのに、回収し、悪事を働く業者もいます。悪徳業者の危険性や選ばないコツをまとめたので、参考にしてください。
悪徳業者の危険性
- 回収した商品を処分せず不法投棄する
- 見積した金額に何かしらの理由をつけて高額請求する
- 回収するときに紛れて家にあるものを盗む
悪徳業者を選ばないコツ
- 古物商許可証があるかチェックする
- ホームページに住所、電話番号、回収内容など詳しく記載されているか見る
- 電話やメールなどの対応が丁寧で親切である
- 見積や契約書などをわかりやすく提示してくれる
こんな人におすすめ
ランドセル以外にも大量に捨てるものがある人。
ランドセルを「売却」して処分する方法
ランドセルが良い状態であれば、売却してお金に換えることもできます。「売却」して処分する2つの方法について見ていきましょう。
フリマサイトで売却する
メルカリやラクマなどフリマサイトで出品して処分する方法です。実際にメルカリで売られているものを見ると、2,000円~20,000円程度で売られているものが多いです。使用済みであっても売られているものが多く、需要もあるので試してみてください。
ランドセルとセットで、カバーや筆記用具など、関連する商品を売ることもできます。値段も自分で設定できるので、自由度が高く好きに調整できるのが魅力です。
比較的売れるまでに時間がかかることが多いので、すぐに売却したい人は次に紹介する「リサイクルショップで売却する」を参考にしてください。梱包やメッセージのやり取りなどが必要になるので、手間がかかるのがデメリットです。
しかし、直接個人に販売するので、リサイクルショップなどで売却するよりも高く売れることが多いです。
こんな人におすすめ
時間に余裕があり少しでも高く売りたい人。
リサイクルショップで売却する
リサイクルショップは、お店に直接持っていくことで、即日で処分することができます。もし近くにお店がない場合は、出張買取や宅配買取といったサービスもあるので活用してみましょう。ただし、店舗によって対応していないこともあるので事前に確認しましょう。
リサイクルショップは、買取ったランドセルを自分のお店で販売するので、高く売れない傾向があります。また古い物や傷があるものは買取不可になる可能性が高いです。売れる幅が狭いので、時間があればフリマサイトを活用することをおすすめします。
こんな人におすすめ
すぐにでも処分したい人。
ランドセルを「再利用」して処分する
最後に紹介する処分方法は、ゴミとして扱うのではなく、再利用する方法です。3つの方法を紹介するので見ていきましょう。
ボランティア団体に寄付する
貧しくてランドセルが買えない子供のために、ボランティア団体がランドセルの寄付を募っていることがあります。壊れているものは寄付できませんが、使用できるものであれば、サイズや種類問わず、回収してもらえるので、処分費用をかけずに処分できます。
こんな人におすすめ
処分するだけでなく社会貢献したい人
欲しい人に譲る
保管していたランドセルを自分の孫や友達、知り合い、近所の人に譲って処分する方法です。身近な人でランドセルを求めている人がいないか聞いてみることから始めましょう。
もし、身近に譲る相手がいない場合は、ネットで募集をかけることもできます。この場合、知らない人に譲ることになるので、些細なことからトラブルにならないように気をつけましょう。
こんな人におすすめ
身近にランドセルが欲しい人がいる人
リメイクして活用する
ランドセルは数年経っても壊れないくらい丈夫につくられています。そのため、その特性を生かして、別の何かにリメイクすることもできます。収納ボックスや財布、ポーチなど使い方によっては、たくさんのものにリメイクできるので、おすすめです。
愛着のあるランドセルを別のものに換えて、子どもにプレゼントしてみてもいいでしょう。
こんな人におすすめ
ハンドメイドが得意な人
自分に合った捨て方を選んでランドセルを処分しよう
「ゴミ」、「売却」、「再利用」の3つの視点から処分方法を紹介してきました。それぞれメリット・デメリットや、処分費用の違いなどがあることを理解しておくことが大切です。
捨て方に迷ったら「こんな人におすすめ」を参考にしながら、自分に合った捨て方を選び、ランドセルを処分しましょう。