- 使っていたブラウン管テレビが壊れたので処分したい
- ブラウン管テレビは粗大ごみで捨てられるの?
2011年の7月にアナログ放送が終了してから、ほとんどの家庭で見なくなったブラウン管テレビ。アナログチューナーをつけて使用していたが壊れてしまったり、整理をしていた時に押し入れから見つかったなどで、処分の仕方が分からずお困りの方もいるかと思います。
この記事では、ブラウン管テレビは粗大ごみで捨てられるのか?という基礎的なところから、具体的にどのような処分方法があるのかについて紹介していきます。
アナログテレビの処分方法でお悩みの方は、本記事を参考にしてみてください。
目次
ブラウン管テレビは粗大ゴミでの処分が不可
結論、ブラウン管テレビは「家電リサイクル法」対象家電にあたるため、粗大ゴミでの処分ができません。「家電リサイクル法」とは、家庭や事務所などから排出される対象家電を収集・リサイクルして廃棄物を減らし、資源の有効活用を目的とした法律です。
家電リサイクル法に従わずにテレビを処分した場合、不法投棄となり罰則を課せられます。家電リサイクル法の対象家電は、テレビの他にエアコン、冷蔵庫、洗濯機の全4品目が指定されています。
ブラウン管テレビの処分方法
ブラウン管テレビの具体的な処分方法は、以下の6通りです。
- テレビの買い替えと同時に引き取ってもらう
- 家電量販店で引き取ってもらう
- 指定引取場所を利用して処分する
- リサイクルショップで引き取ってもらう
- メルカリなどのフリマアプリで売却する
- 不用品回収業者に依頼して処分
処分費用を気にするのも大切ですが、費用を気にしすぎるあまり、労力や心的な負担がかかりすぎてはなりません。6つの処分方法から、ご自身に見合った方法を選択していきましょう。
テレビの買い替えと同時に引き取ってもらう
テレビの買い替えを検討されてる方であれば、買い替えと同時に処分の依頼が可能です。回収費用とリサイクル料がかかりますが、テレビの搬入時に古いテレビを引き取ってもらえるので手間をかけずに処分ができます。
店舗によっては下取りで新しいテレビの購入金額が安くなるキャンペーンを実施していることがあるので、店舗の方に相談してみると良いでしょう。
回収費用は店舗やメーカーにより異なりますが、目安の費用は以下の通りです。
目安の費用
家電量販店などで引き取ってもらう
テレビの買い替え予定がない場合でも、家電量販店などで不要なブラウン管テレビを引き取ってもらえます。引き取り方法は2通りあり、店舗に直接持ち込む方法と、自宅に来てもらい回収する方法があります。
店舗によって引き取り方法は異なるので、あらかじめ、お店の方に確認を取るようにしましょう。買い替えと同時に処分する場合より、費用は割高にはなりますが、ご自身のスケジュールに合わせて処分ができる点や、自力で運び出す手間を省ける利点があります。
回収のみを依頼した場合の目安の費用は以下の通りです。
目安の費用
指定引取場所を利用して処分する
お近くに指定引取場所があり、テレビの持ち込みが可能な状況であれば、指定引取場所を利用して処分するのも有効な方法です。持ち込む手間がかかる点、郵便局で家電リサイクル券を購入する必要がある点は難点ですが、事前予約が要らないので自身のスケジュールに合わせて処分が可能です。
処分の流れは以下の通りです。
- ネットで「指定引取場所検索」で指定引取場所を探す
- 郵便局で家電リサイクル券を購入する
- テレビに家電リサイクル券を貼り指定引取場所へ持ち込み処分する
リサイクル費用はテレビのサイズやメーカーによって変わりますが、1,320円〜2,970円程度で回収が可能です。家電リサイクル券センターのウェブサイトでも確認できるのでチェックしてみてください。
買取業者に引き取ってもらう
希少価値の高いブラウン管テレビであれば、買取業者に引き取って貰うのもオススメです。特にキャラクターものやスーパーファミコン内蔵型、昭和レトロのブラウン管テレビは、高値が付きやすく、各買取業者が力を入れて買取をしています。
中には、数万円で売れるケースもあるようです。メールやLINEでの査定が簡単にできるので、複数の業者で見積もりを取って高値で売れる業者を探してみるのも有効な方法でしょう。
メルカリなどのフリマアプリで売却する
希少価値の高いブラウン管テレビは、買取業者への買取もオススメですが、メルカリなどのフリマアプリで売却するのもオススメです。手間はかかりますが、買取業者では値段が付かなくてもフリマアプリでは高値で付く可能性も十分にあります。
特にキャラクターの限定モデルやファミコン内蔵型のものなどは、数万円で取引されているケースもあります。
出品・梱包・発送を全て自分で行わなくてはならない点、トラブルが起きた時に対応が必要な点など手間がかかる難点もありますが、急ぎでなければ、フリマアプリで出品するのも有効な方法でしょう。
不用品回収業者に依頼して処分する
自力での処分が困難な場合、テレビ以外にもまとめ処分をしたいものがある場合は不用品回収業者に依頼するのがオススメです。業者に依頼すれば、運び出し、回収、処分まで一貫して行ってくれるので、手間をかけずに処分ができます。
回収費用や人件費などがかかるため他の処分方法より割高にはなりますが、ご自身の予定にも合わせやすく、不要なものをまとめて引き取ってくれるので、手間や時間の節約も可能です。
各業者、トラック積み放題などお得なパックプランも提供しているので、比較して検討してみましょう。
悪質な不用品回収業者には注意しよう!
最短即日で対応可能で、不要なものをまとめて処分できる点が便利な不用品回収業者ですが、悪質な業者も存在するので注意しましょう。
不用品回収の許可を所持していない業者に処分依頼してしまった場合、依頼主にも責任を追及される可能性があります。
悪質な業者に依頼しないためにも、業者がホームページを持っているかの確認、回収に必要な許可を持っているかの確認、利用者の口コミの確認などがとても大切です。
まとめ
この記事では、ブラウン管テレビの処分方法についてご紹介いたしました。ブラウン管テレビは「家電リサイクル法」との兼ね合いで自治体での回収ができないため、法律に従った適切な方法で処分を行わなくてはなりません。
家電リサイクル法に従わずにテレビを処分した場合、不法投棄となり罰則を課せられます。処分するシチュエーションは個々によってさまざまですが、費用ばかりを気にするあまり、精神的な負担や手間がかかりすぎるのは、あまりオススメしません。
その場合、無理はせず業者の力を借りることも一つの手段と言えます。ただし、悪質な業者も存在するので、依頼する場合は、記事中でご紹介した注意点を押さえて慎重に検討していきましょう。