ベビーベッドは使用期間が限られるもの、個人差もありますが使うのは新生児から2歳くらいまでが多いようです。実際、ベビーベッドの対象年齢は24か月(2歳)までとメーカーは推奨しています。
さまざまなタイプがあるベビーベッドは重宝しますが、使わなくなったら正直な話じゃまになるだけ、処分を検討する人も多いでしょう。しかし、気軽に捨てられるようなサイズではありませんから、どう処分したらいいのか迷ってしまうかもしれません。大きいから粗大ゴミなのでは?と予想しますが、実際はどのような処分が適正なのでしょうか。
ベビーベッドの処分方法について、じっくりと解説していきましょう。
目次
ベビーベッドにはどんな種類がある?
ベビーベッドといえば、ベビーサークルの役目も果たす木製のものをイメージする人も多いのではないでしょうか。
丈夫で安心感があり長く使えるのが人気の木製のベビーベッドですが、木製ではなくほかの素材でつくられたベビーベッドもあり、住まいの状況やどう使いたいかによって複数のタイプから選ぶことができます。
サイズで選べる
木製ベビーベッドには標準サイズというものがあり、幅が120cmで高さと奥行きがそれぞれ70cmです。標準サイズよりもコンパクトなミニサイズもあり、標準サイズより30cm程度小さめです。また、高さが標準サイズよりも低いロータイプもあります。
用途で選べる
実はベビーベッドにも持ち運べる折りたたみタイプがあり、必要なときのみサッと広げて使うこともできます。折りたたみタイプの場合、持ち運びが便利になるよう重量が軽い布製もあります。
やっぱり粗大ゴミ?ベビーベッドの処分方法
いずれのタイプでも、ベビーベッドを処分するなら処分する費用がかかります。普段の生活の中で出るゴミなら、燃えるゴミ・燃えないゴミなどに分け指定袋に入れて収集場所に持っていきますが、ベビーベッドのような大型のものはそのまま指定袋に入れるのは不可能です。
ですから一般的には粗大ゴミとして処分することになりますが、ベビーベッドも居住地の自治体に処分を依頼することができます。
自治体にベビーベッドの処分を依頼する
自治体でベビーベッドの処分を依頼する場合、自治体によって手続きやルールが異なるので確認する必要があるでしょう。一般的な手順としては、まず粗大ゴミの処分を受け付ける受付センターなどに電話やネットで申し込み、料金を確認してスーパーやコンビニなどでシールタイプの処理券を購入します。
そして引き取りに来てくれる当日に、収集場所や自宅前など指定の場所に処理券を貼ったベビーベッドを運び、引き取ってもらうことになります。
また、自分で清掃センターなどの処分場に持ち込むという方法もありますが、ベビーベッドを運べるような車を確保できなければ難しいでしょう。
粗大ゴミではなく燃えるゴミとして出せる?
粗大ゴミとして処分するには、電話やネットで申し込んだり決められた日まで家で保管する必要があり、ちょっと面倒かもしれません。ゴミの収集日に普通のゴミとして、指定袋に入れて処分できればとてもラク・カンタンだと思いませんか。
木製のベビーベッドなら素材は「木」、ノコギリなどで切断してしまえば燃えるゴミとして出せる場合もあります。これも自治体のルールを確認する必要がありますが、指定袋に入る可燃性のゴミであればベビーベッドでもOKになる可能性があるのです。
ただし、ベビーベッドには木以外の金属の部品などが使用されているので、燃えるゴミとして出すならそれらを分別する必要があるので注意してください。
慣れない作業は危険かもしれない
燃えるゴミにしてしまえと張り切って解体に挑んでも、大きなベビーベッドを指定袋に入るまで小さく切断することはカンタンではないでしょう。慣れないノコギリでケガをしてしまう可能性もあるし、そもそもノコギリを持っていなければまず買うことから始めなければなりません。
痛い思いをしてはかどらない作業にイライラし、ノコギリ代の出費も痛かったということになれば、素直に粗大ゴミに出せばよかったと後悔することになるかもしれません。
連絡すればOK!不用品回収業者に依頼する
ベビーベッドを粗大ゴミとして自治体で処分してもらうためには、手続きが必要になるし決められた日に収集場所に出すため段取りを考える必要もあるでしょう。
引っ越しなどでバタバタしているときや、忙しいときにそのような手間に時間を取られるのは困ります。もっとカンタンに、ストレスなくベビーベッドを処分したいなら、不用品回収業者に依頼するという方法を検討してみてください。
不用品回収業者に依頼するメリット
- 即日の処分が可能
- 自宅ですべて完結する
- 重いベビーベッドを運ばなくていい
- ほかの不用品もまとめて依頼できる
などがあります。
自治体なら自分の都合で日時を決めることができない場合があり、即日の処分は難しいでしょう。また、収集場所まで運ぶのは重くて大変だし、清掃センターなどへの持ち込みなら車が必要になります。
その点、不用品回収業者に依頼すれば連絡して即日の回収・処分も可能で、自宅まで引き取りに来てくれますから持ち運びの必要がありません。
依頼すれば費用がかかりますが、もしベビーベッド以外に処分したいものがあれば、まとめて片付けることができます。ベビーベッドだけなら割高に感じるかもしれませんが、まとめて処分すればひとつひとつを処分するよりもお得感があるでしょう。
ただ、不用品回収業者選びには注意してください。残念なことに悪徳業者も存在するからです。すぐに決めてしまうのではなく、複数の業者に見積りをもらうなど比較検討し、慎重に選ぶことが後悔しないためのコツになります。
まだ使える!売るという方法も検討して
もう使わないから処分したい、でもそのベビーベッドは十分使えるし新品同様だとしたら、ゴミにしてしまうのはもったいないです。ベビーベッドは使用する期間が限られており、それほど長期ではないため、中古品で十分だと考える人も少なくありません。
つまり、不要になった中古のベビーベッドも需要があるということ、売却することも可能なのです。ベビーベッドはつぎのような方法で売却することができます。
ココがポイント
- リサイクルショップ
- フリマアプリ
- フリーマーケット
- 専門の買取業者
これらの売却方法を、さらにくわしく見ていきましょう。
リサイクルショップ
使用期間が限られるベビー用品は需要が高いので、リサイクルショップではベビーベッドも積極的に買取ってくれるでしょう。ただし、あまりにも劣化していたり汚れている場合は買取を拒否されたり、安い買取金額を提示される可能性もあります。
フリマアプリ
フリマアプリは無料で活用でき、ベビーベッドを含むベビー用品も人気があるアイテムのため、手軽な売却手段として利用している人も多いです。
フリーマーケット
実際に現物を見てもらうフリーマーケット、その場で値段を交渉できるので納得した取引ができる方法です。ただし、フリーマーケットの会場にベビーベッドが必要だという人が必ず来場するとは限らないため、持ち込んでも売れない可能性もあるでしょう。
専門の買取業者
リサイクルショップはさまざまな商品を幅広く買取るため、ベビー用品についてそれほど知識がない店なら期待はずれな金額になるかもしれません。
それに比べ、ベビー用品を専門に買い取っている業者なら、知識があり状態の良いものであるなら高価買取も期待できるでしょう。
ベビーベッドの状況や処分したいタイミングで方法を選んで
ベビーベッドの処分は、自治体で粗大ゴミとして処分してもらうだけでなく、さまざまな方法を選ぶことができます。自治体で処分をお願いするなら、粗大ゴミとして手続きする以外に、頑張れば解体して燃えるゴミとして出すことができます。
即日や希望する日時に処分したいなら、不用品回収業者への依頼がおすすめです。こちらはほかの不用品もまとめて処分するタイミングでの利用が良いかもしれません。リサイクルショップやフリマ、買取業者を利用すれば費用を払って処分するのではなく、処分することでお金になります。まだきれいな状態のベビーベッドなら売却してお金になるし、つぎの誰かに使ってもらうことで地球環境にやさしいリユースにもなるでしょう。
ベビーベッドを処分する際は、その状況や処分したいタイミングに合わせ、最適な方法を選ぶのがおすすめです。