不要になったシュレッダーの処分方法は大きさや種類によって異なります。粗大ゴミとして出す方法や不燃ごみとして処分する方法がありますが、戸外に運ぶことが困難な場合や、すぐに処分したい場合、また、状態が良くまだ使えそうなシュレッダーの場合はどのような処分方法があるのでしょうか。
シュレッダーの種類や状態によって処分方法は変わってきます。ぜひ参考にしてみてください。
目次
シュレッダーの種類と処分方法
シュレッダーには、家庭用と業務用の2種類があります。
事業所や個人事業主が業務用シュレッダーを処分する場合は産業廃棄物扱いになるため、業者に依頼して処分する必要があります。また、紙くずの処分も産業廃棄物扱いになります。産業廃棄物業者は環境省のホームページで検索することができます。
家庭では、シュレッダーのタイプや大きさによって、小型家電リサイクルとして処分する・粗大ゴミとして処分する・不燃ゴミとして処分する・リサイクルショップを利用する・不用品回収業者に依頼する・新しいシュレッダーを購入するとき店舗に引き取ってもらう方法があります。
それでは次にそれぞれの方法を詳しく解説していきます。
家庭用シュレッダーの処分方法6選
- 小型家電リサイクル(小型の電動シュレッダーの場合)
- 粗大ごみ(最大径が30cm以上の場合)
- 不燃ごみ(最大径が30cm以下の場合)
- リサイクルショップやフリマアプリ(状態が良いもの)
- 不用品回収業者に依頼する
- 買い替え時に古いシュレッダーを引き取ってもらう
小型家電リサイクルボックスに入れる
不要になった小型電動シュレッダーにおすすめの方法は、大型スーパーや家電量販店・役所・リサイクルセンターに設置された小型家電回収ボックスに入れて処分する方法です。ボックスの投入口に入るサイズでないと利用できないため、事前にお住いの市町村のホームページにて確認するようにしましょう。おおよそ最大径が30㎝以下とされている所が多いので大きさに注意してください。
この方法であればいつでも大型スーパーなどの設置場所に立ち寄ったときに、分解の手間もなく無料で処分することができますよ。
本体の大きさが30cm以上は粗大ごみ
小型家庭リサイクルボックスに入らない、不燃ごみとして処分できないサイズの大きなシュレッダーは粗大ごみとして処分します。最大径が30㎝以上のシュレッダーは粗大ごみに指定されます。自治体によって規定が変わりますので予約時に確認してください。
粗大ごみとして出す手順
- 市町村のホームページにて受付窓口に電話かインターネットで予約をする
- 予約時に指定された手数料を役所・郵便局・地域のコンビニで納める。粗大ごみ処理シールを渡されるのでシュレッダーの目立つ場所に貼る
- 指定された日にシュレッダーを屋外に出しておく
粗大ごみとして出す際の注意点
市町村への予約はインターネットが24時間利用出来るので便利です。収集日は2週間以上先になることが多いので余裕を持って予約するようにしましょう。一度に多くの粗大ごみの受付ができない自治体が多いので、処分品が複数ある場合は予約時に相談しましょう。当日のキャンセルはできないため、気を付けましょう。
また、立ち会う必要はありませんが、収集時間開始の朝8時までに出しておく必要があります。時間指定はできません。
本体の大きさが30cm未満は不燃ごみ
手動タイプのシュレッダーで、本体の大きさが30cm未満の場合は不燃ごみとして処分する方法をおすすめします。この方法であれば予約不要で、普段お使いのゴミステーションに指定の曜日に出すだけです。刃の部分は分別が必要であるため、その際、お住いの市町村のホームページや環境センター受付窓口に電話をして出し方を確認するといいでしょう。
リサイクルショップやフリマアプリを利用する
不要になったシュレッダーはリサイクルショップで売ることができます。電動タイプのシュレッダーや業務用の物であれば、買取価格は2,000円から10,000円程度で、高性能な業務用シュレッダーは10,000円を超えるものもあります。
買取価格を上げるためには、状態を確認して複数の業者に査定に出すことをおすすめします。
シュレッダーの買取に対応しているリサイクルショップの一例
* 家電高く売れるドットコム
* 出張買取のアシスト
* オフィスの不用品買取CHAMP
フリマアプリでは、メルカリやヤフオクがユーザー数も多いため売却できる可能性があります。しかし利用するには売却時の手数料が取られること・梱包発送の作業は自分で行う必要があること・購入希望者とのチャットでのやり取りが必要なこと・販売時に複数の写真が必要なことなどが必要です。また、希望者が現れなければいつまでも手元に残しておかなければなりません。
自分で好きな値段がつけられるため、リサイクルショップより高値で売却できる可能性はありますが、売却までに時間がかかることと、手間がかかることを理解しておきましょう。
不用品回収業者に依頼する
手早く処分したい。他にも多くの処分品がある。そんな場合には不用品回収業者をおすすめします。不用品回収業者であれば、見積もりに即日対応してもらえ、収集日や時間もこちらの都合に合わせてもらえます。引越しや遺品整理で大量に処分品がある場合はとくにおすすめで、分別の手間なく回収してもらえます。戸外に運び出す必要もないので、依頼主は家で作業を見守るだけです。
不用品回収業者の探し方は、インターネット検索してみるといいでしょう。お住まいの地域名と不用品回収で複数の業者が出てきます。業者によっては買取にも対応している所もあります。複数の業者から見積もりを取り、だいたいの料金の相場を知った上で業者を決めることをおすすめします。また、不法投棄などのトラブルに巻き込まれないためにも悪徳業者には注意してください。必ず、古物商許可証(買取に対応している場合)・一般廃棄物収集運搬許可・産業廃棄物収集運搬許可を得ているか確認しましょう。
買い替え時に古いシュレッダーを引き取ってもらう
家電量販店やホームセンターによっては新しいシュレッダーを購入したときに、古いシュレッダーを引き取ってもらうことができます。店舗によって条件や引取り料金は変わってきますが、無料で引き取ってくれるお店もありますので、買い替え時には検討してみるといいでしょう。
まとめ
シュレッダーの処分方法とお手入れ方法について解説しました。シュレッダーの大きさや状態によって処分方法が変わってきますので、自分に合った方法で正しく処分するようにしましょう。小型の物であれば、小型家電リサイクルボックスや不燃ごみとして処分ができます。大型の物であれば、粗大ごみとして処分ができますが、予約が必要なので、スケジュールに余裕を持って申し込んでください。
また、不用品回収にお願いすればシュレッダー以外の不用品もまとめて処分してもらえますよ。状態がよければリサイクルショップやフリマアプリを利用してみるのもいいでしょう。自分に合った方法で正しく処分するようにしましょう。