- 「ビール瓶の回収方法にはどんな方法があるの?」
- 「ビール瓶は酒屋に持ってくと買い取ってくれると聞いたけどどんな瓶でもいいの?」
- 「ビール瓶が大量にあって困る」
上記のような悩みを抱えている人はいませんか。缶ビールを毎日飲んでいる人の中には、「たまにはビール瓶からコップに注いで飲むビールを楽しみたい」と考える人もいます。ただちょっとした贅沢も、普段使わないビール瓶の処分が面倒です。
この記事のポイント
- ビール瓶の種類
- ビール瓶を無料で捨てる回収方法
- ビール瓶が大量にある場合の捨て方
そこで今回は、次の内容について解説をします。ビール瓶の回収方法で悩まれている人は参考にしてください。
目次
ビール瓶を回収する前に種類を確認しておこう
「ビール瓶なんてどれも同じでしょ」と思っている人はいませんか。ビール瓶の中にはリユース(再利用)活動している瓶があります。ビール瓶の種類は次のとおりです。
ビール瓶の種類
- リターナブルビール瓶
- ワンウェイビール瓶
リターナブルビール瓶は、再利用ができるビール瓶です。
- ビール瓶を返却もしくは回収
- メーカー工場に戻りキズやヒビを検査
- ビール瓶の内外を洗浄し再検査
- ビールを詰め販売
リターナブルビール瓶は、上記の工程で何度も再利用されます。大切に使用されれば、10年以上利用されているビール瓶もあるようです。地球環境にも優しい取り組みなので、むやみに捨ててはいけません。
ワンウェイビールは、回収されても再利用をされないビール瓶です。飲まれた後の空瓶は、処分されるだけの一方通行のビール瓶を指します。多くのビール瓶がリターナブルビール瓶に該当しますが、商品を活かすため、ワンウェイビール瓶で販売をするビールもあるので回収時の分別に注意をしましょう。
ワンウェイビール瓶は粉砕や溶解、分解をすることでリサイクルされます。再資源化することで、再生利用されるのが一般的です。
ビール瓶を無料で捨てる回収方法
それでは、ビール瓶を無料で回収してもらう方法を解説します。
自治体のルールに従い回収してもらう
自治体のルールに従って回収をしてもらいましょう。ただし、自治体によっては扱いが違います。有料になる自治体は少ないですが、念のため市区町村ごとに確認をしましょう。自治体が提示する主な方法は次のいずれかです。
自治体が提示する主な方法
- 資源ごみ
- びんの回収
- 不燃ごみ
ほとんどの自治体が、「資源ごみ」もしくは「びんの回収」として取り扱っています。資源ごみやびんの回収は一般的に無料です。ただ不燃ごみとして扱う自治体があるかもしれません。不燃ごみ扱いだと、ゴミ袋料金が必要になります。無料では扱われないので注意をしましょう。
また、自治体によってはビール瓶の捨て方に次のようなルールを設けています。
ルール
- 通常は資源ごみだが割れている瓶は不燃ごみ
- ビール瓶の中は必ずきれいにしてから資源ごみとして出す
- 通常は資源ごみだが汚れが落ちない瓶は不燃ごみ
- ビール瓶に付いたラベル剝がしの有無
割れていたりヒビが入っていると、ルールに別回収を設ける自治体があります。状況に応じて指定の回収方法で処分をしましょう。またガラスで子供や動物がケガをしないよう、網ネットをかけるといったルールも見られました。
ガラスは、リサイクルを何回しても品質が維持できる100%の再資源化が可能です。割れていても再資源化として新たに利用ができます。ビール瓶は、地球のためにもその辺に放置することなく回収をしてもらいましょう。
酒屋に依頼をする
大量のビール瓶があり、配達などの注文をしている人は酒屋に回収を依頼しましょう。ただしビール瓶の回収は酒屋の義務ではありません。行っていない酒屋や酒販店もあるので、確認をしておきましょう。
また、先ほど説明をしたリターナブルビール瓶の場合は、回収後に5円の保証金を返金してくれる酒屋もあります。回収ではなくリターナブルビール瓶を持ち込んで返却するだけです。1本につき5円の返金が受けられます。無料どころかお金が返ってくる方法です。でもなぜ5円が返却されるのでしょうか。
返却される理由
- リターナブルビール瓶を利用したビールの販売価格には、瓶の保証金として5円が含まれている
- ビール瓶が返却されないと再度リターナブルビール瓶を購入するので5円以上の損失が生じる
- 返却に協力してもらうために保証金の返金を行っている
資源を有効活用するために必要な対策です。ただ残念ながら、自治体によって回収されたビール瓶の処理方法が違います。
処理方法
- リターナブルビール瓶として取り扱う
- ガラスとして取り扱う
- 選別を行わずガラスやペットボトルとまとめて取り扱う
分別コストを理由にリターナブルビール瓶の分別を行わない自治体が多いです。しかしリターナブルビール瓶は再利用ができます。自治体の回収よりも、処理先がわかっている酒屋などへ回収してもらう、もしくは持ち込む方法が地球にやさしい方法です。
ビール瓶が大量にある場合の捨て方
次にビール瓶が大量にある場合の捨て方について解説をします。
自治体の指定された処理場へ持ち込む
資源ごみを持込みで受け付けている自治体もあるので確認をしましょう。自治体のルールに従って大量のビール瓶を持ち込みます。持ち込める場所や受付の時間帯は、自治体指定のセンターによって異なります。
また、自家用車での持ち込みをルールに含む自治体もあるので注意をしましょう。もし酒屋が近くにある場合は、事前に相談をして持ち込むのもひとつの手段です。回収ではなく、自家用車で持ち込めば回収をしてくれるかもしれません。
他にも大型ごみがある場合は不用品回収業者に依頼をする
大量のビール瓶で悩んでいる人は、不用品回収業者に依頼をしましょう。費用は高額ですが、次の人におすすめです。
ココがおすすめ
- ビール瓶が大量にあって中を洗うのが面倒
- できればすぐキレイにしたい
- ビール瓶以外にも大量の大型ごみがある
不用品回収は民間業者です。自治体よりもサービスに長けています。自治体は回収してくれると言っても、指定された曜日に搬出先まで持ち出さなければいけません。不用品回収業者は、早ければ依頼をしたその日に回収してくれます。割れていようが汚れていようが問題ありません。すべてまとめて処理をしてくれます。
急に大量のビール瓶を捨てる必要に迫られた人は、不用品回収業者の依頼を検討しましょう。ただし無料で回収をうたう悪徳業者もあるので注意をしてください。依頼をするときは、ネットなどの口コミを参考にしましょう。
ビール瓶の回収方法まとめ
ビール瓶の回収方法や無料で捨てる方法について解説をしました。最後にまとめます。
ココがポイント
- ビール瓶は、リターナブルビール瓶とワンウェイビール瓶に分かれる
- リターナブルビール瓶は5円で引き取ってくれる酒屋がある
- ビール瓶の回収方法は自治体によって異なる
- 手間をかけず大量のビール瓶を捨てる場合は不用品回収業者がおすすめ
近くにリターナブルビール瓶の回収を行う酒屋があれば持ち込みましょう。ワンウェイビール瓶は自治体で出すのがおすすめです。大量のビール瓶に困っている人は、不用品回収業者に相談をしてみてください。