羽子板の処分は粗大ゴミ?処分方法を解説

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羽子板の処分は粗大ゴミ?処分方法を解説

 

  • 羽子板を処分したいけど供養って必要なの?
  • 不用品回収や廃品回収などで処分はできるの?

 

女の子が生まれた初正月に、親族から羽子板を贈られた方もいらっしゃるかと思います。女児の無難息災、健やかな成長を願う縁起物ですが、成人や引っ越しなどのタイミングで処分を検討される方も多くいるのではないでしょうか。

 

この記事では羽子板の有効な処分方法についてご紹介いたします。この記事を読むことで、羽子板の供養方法や不用品回収での処分方法が理解でき、後悔しない方法で処分が可能です。

 

羽子板の手放し方についてお悩みの方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

 

羽子板の処分に供養は必要?羽子板の供養方法

 

結論から言いますと、羽子板の供養が必要という決まりはありません。そのため、供養をしなくても処分は可能です。中には、縁起物をそのままゴミに出すことに罪悪感をもつ方も多くいらっしゃるかと思います。そのような方は、供養をしてからの処分が無難でしょう。

 

羽子板の具体的な供養方法は以下の方法が挙げられます。

供養方法

  • 神社やお寺で供養をお願いする
  • 一般社団法人日本人形協会に供養をお願いする
  • 自分で供養をする

 

順に解説いたします。

 

神社やお寺で供養をお願いする

 

神社やお寺に供養を依頼することが可能です。依頼の方法は「持ち込み」と「郵送」の2通りがあります。供養料がかかる場合がありますが、相場はおおよそ3,000円〜10,000円程度です。

 

神社やお寺によって、供養を行っていない所もあるため、事前に確認をしておくことをおすすめします。

 

一般社団法人日本人形協会に供養をお願いする

 

一般社団法人日本人形協会の「人形感謝(供養)代行サービス」を利用して供養が可能です。毎年秋に東京大神宮で行われる「人間感謝祭」で供養されます。

 

供養の流れは以下の通りです。

  1. 日本人形協会のホームページ、または電話で供養を申し込む。
  2. 日本人形協会から、お人形差出キットを受け取る。
  3. 羽子板をキットに梱包する。
  4. 自宅か近くの郵便局で受け取ってもらう。
  5. 「人形感謝祭」で供養する。

 

ただし、重さが30kgを超えるもの、3辺の長さの合計が170cmを超える場合は受付不可です。また、付属のガラスケースは引き取り対象外なので、ガラスケースから出した状態で梱包をしましょう。

 

自分で供養をする

 

神社やお寺での供養が難しい場合は、自分で供養する方法もあります。感謝の気持ちを込めながら、以下の通りで供養をしましょう。

 

  1. 羽子板を布で拭き、きれいにする
  2. 清め塩をふりかけ、和紙や包装紙で包む
  3. 自治体の指定された方法で処分もしくは、火が使える環境であれば「お焚き上げ」をする

 

 

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羽子板を処分する7つの方法

 

前項では、羽子板の供養の方法について紹介いたしました。ですが、さまざまな事情により供養が難しい方もいらっしゃるかと思います。こちらでは、羽子板の具体的な処分方法を7通りご紹介します。

 

供養がいらない方法もご紹介しているので、個々の状況に合わせて処分方法を選びましょう。

 

処分方法

  • 燃えるごみ・粗大ごみで処分する
  • 「どんど焼き」で処分する
  • 寄付をして処分する
  • リサイクルショップに売る
  • フリマアプリで売る
  • 知人や友人に引き取ってもらう
  • 不用品回収業者に引き取ってもらう

 

燃えるごみ・粗大ごみで処分する

 

羽子板を神社やお寺で供養をしない場合は、自治体の燃えるごみや粗大ごみで処分が可能です。可能であれば、感謝の気持ちを込めながら羽子板をキレイな布で拭いて、清め塩を振りかけて和紙で包んで処分するのが良いでしょう。

 

ガラスケース入りの羽子板の場合は、粗大ごみとして処分が必要です。処分の流れは以下の通りです。

 

  1. 自治体の粗大ごみ受付窓口で申し込み(ウェブまたは、電話)
  2. 窓口で指定された金額の処理券をコンビニやスーパー、郵便局などで購入する。
  3. 羽子板に処分券を貼り付けて、指定日に収集場まで持ち運ぶ。

 

燃えるごみの場合、手軽で袋代のみで捨てることができますが、粗大ごみの場合は事前予約が必要な点や、処分費用が500円〜1,000円程度かかります。

 

「どんど焼き」で処分する

 

羽子板は、全国の神社やお寺で行われる「どんど焼き」という行事で処分ができます。「どんど焼き」とは、小正月(こしょうがつ)1月15日に行われる火祭りで、正月飾りや、書き初めなどを持ち込んで燃やします

 

事前の予約が不要で、「どんど焼き」そのものが供養の儀式になるので、心残りなく処分したい方に有効な方法です。

 

一般的な費用は、1,000円〜3,000円程度ですが、神社やお寺によって異なります。また、「どんど焼き」を行っていないところもあるので、事前にホームページや電話で確認をしておきましょう。

 

寄付をして処分する

 

状態がきれいな羽子板であれば、寄付して処分することも可能です。「ごみとして処分するには気が引けるし、他の必要とされている方に再利用してもらいたい方におすすめです。

 

寄付の方法は主に以下の2通りがあります。

 

  1. 施設に寄付をする
  2. 団体に寄付をする

 

施設に寄付をする場合は、必要としている老人施設や幼稚園、児童養護施設などに寄付が可能です。施設や役所に問い合わせてみるのが良いでしょう。団体に寄付をする場合は、インターネットで「羽子板 寄付」と調べると寄付を募る団体を見つけることができます。

 

代表的なところは、「セカンドライフ」といったNPO法人が運営する団体があります。発送料は供養代込みで3,000円から4,000円程度が相場になります。

 

専門店やリサイクルショップに売る

 

羽子板の買取りをしている専門店や、リサイクルショップなどで売却することも有効な方法です。汚れがあまりなく、先祖代々から引き継いでいるものは特に高値で売れる傾向にあります。

 

お持ちの羽子板の相場が不明な場合は、専門の鑑定士に調べてもらうと、間違いないでしょう。

 

リサイクルショップの場合は、専門的な知識を持っている方ではないので買取価格が安くなる傾向があります。少しでも高く売りたい場合は、専門の鑑定士がいる専門店での依頼が有効です。

 

フリマアプリで売る

 

手間や時間がかかってもお得に処分したい方は、フリマアプリで売却するのも良いでしょう。

 

出品や梱包、発送など手間がかかる点、需要が少なく売れにくい点などの難点はありますが自分の好きな価格で販売できる点や、不特定多数の方に商品を知ってもらえるなどの利点があります。

 

知人や友人に引き取ってもらう

 

本来、羽子板を誰かに譲ることは、慣習の観点から見てあまり好ましくはありません。しかし、譲り受ける側が抵抗なく、必要としていれば、譲ってしまうのも有効な方法です。

 

譲る側と引き受ける側の気持ちが重要なので、両者が良ければ特に問題はないでしょう。身近な知人や友人で必要としている方がいらっしゃれば、一度聞いてみても良いでしょう。

 

不用品回収業者に引き取ってもらう

 

近くに神社やお寺がなく供養が難しい方、急ぎで処分を検討されている方などは、不用品回収業者に引き取ってもらう方法がおすすめです。業者への依頼であれば、供養する必要もない上に、自宅まで取りに来てもらえるので手間をかけずに済みます。

 

また、羽子板の他の不用品をまとめて引き取ってもらうことで、時間や手間を節約でき、効率よく処分が可能です。不用品回収業者の料金は、トラックの大きさに合わせてプランが異なります。

 

料金やサービス内容も業者によって変わるため、複数の業者から見積もりを取ると良いでしょう。

 

悪質な業者には注意が必要

 

供養が不要で、いらないものをまとめて処分できる不用品回収業者ですが、違法な業者に依頼をしないよう注意しましょう。街中を軽トラックで巡回している廃品回収業者は、不用品回収に必要な許可を所持していないことが大半であるため、依頼をしてしまうと罰則を課せられます。

 

また、トラックに積み込んでから高額費用を請求する悪質な業者も存在するため、業者選びは慎重に検討する必要があります。

 

業者選びの際に大切なポイントは、以下の点を押さえておくと、

 

  1. 業者の身元や不用品回収に必要な許可の確認
  2. 業者の口コミや実績を確認する。
  3. 複数の業者で見積もりをもらい、サービス内容を確認する。

 

 

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おわりに

 

この記事では、羽子板の正しい処分方法についてご紹介いたしました。羽子板は供養をしなくても処分はできますが、後ろめたい気持ちをお持ちの方は、供養を行うことで、悔いの残らない処分が可能です。

 

羽子板の処分は、ごみとして処分する方法、譲って処分する方法、売却する方法、業者に依頼する方法などさまざまな方法があります。それぞれの処分の特徴を押さえ、費用と手間のバランスを考慮しながら処分を検討していきましょう。

 

街中を巡回している廃品回収車は、大半が無許可の違法業者であるため避けるべきです。悪質な業者に依頼しないためにも、業者が回収に必要な許可を持っているかの確認、業者の身元や口コミのチェック、複数の業者で見積もりをとるなどして慎重な業者選びを行いましょう。

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