家に不要な食器乾燥機があるけれど、どうやって処分したらいいのかわからず、ずっとそのままになっているという人もいるのではないでしょうか。設置スペースをとる食器乾燥機なら、しまっておくにしてもじゃまになるはず、早めに処分してすっきりしてしまいましょう。
食器乾燥機は粗大ゴミとして処分できるのか、それとも別の方法で処分すべきなのか、くわしく解説していきます。
目次
処分したい理由で処分方法も変わる?
食器乾燥機を処分する理由には、故障した・古くなった・新しいものに買い替えるなどがあるでしょう。その理由によって、処分したい食器乾燥機の状態は異なることが考えられます。
故障した場合
修理できても修理代が高くなるので、新しい製品を購入したほうがいいと判断したり、完全に壊れてしまって修理不能なので新しく買わざるを得ないというケースもあるでしょう。この場合の食器乾燥機は、ゴミとして廃棄処分するのが一般的だと考えられます。
古くなった場合
まだ使用できるけれど、新しい機能を搭載している機種が欲しくなったというケースもあるでしょう。また、いつ使用できなくなるのか不安があり新しいものを購入したい、つぎに故障しても部品がないというケースもあるかもしれません。
この場合の食器乾燥機なら、まだ使えるものであれば廃棄処分しなくてもいいかもしれません。
新しいものに買い替える
家族が増えてもっと大きな食器乾燥機が欲しいケースや、乾燥させるだけでなく洗う機能もある食器乾燥機を備えた食洗機が欲しくなった、というケースもあるでしょう。まだ使える食器乾燥機を買い替えるのなら、廃棄処分するのはもったいないのではないでしょうか。
食器乾燥機の状態でも選べる処分方法8つ
食器乾燥機の処分方法は複数あり、どの方法にするかを自分で選ぶことができます。処分方法の例を8つあげてみましょう。
- 自治体で粗大ゴミとして処分する
- 自治体で不燃ゴミとして処分する
- 小型家電リサイクルに出す
- リサイクルショップなど業者に買い取ってもらう
- フリマアプリやネットオークションで売る
- 買い替えるときに引き取ってもらう
- 欲しい人に譲る
- 不用品回収業者に回収してもらう
廃棄処分するしかない食器乾燥機なら、自治体で粗大ゴミや不燃ゴミとして出したり、不用品回収業者に回収してもらう方法を選ぶことができます。また、使用できなくなったものを廃棄するのではなく、資源を有効に活用することを目的とする小型家電リサイクルに出すという方法もあります。
まだ使用できる食器乾燥機なら廃棄するのはもったいない、売却できる可能性はありますし、欲しい人に譲ることで処理費用をかけずに処分することができるでしょう。
それでは、つぎに食器乾燥機の処分方法8つについてくわしく解説していきます。
自治体で粗大ゴミとして処分する
食器乾燥機を処分する場合、一般的な方法としては自治体に依頼することがあげられます。一辺の長さが30cmを超えるゴミを粗大ゴミとしている自治体は多く、処分したい食器乾燥機も30cmを超えるものなら粗大ゴミとして出します。
また、寸法に関わらず粗大ゴミとして扱う品目に食器乾燥機が含まれている自治体なら、小さいサイズでも粗大ゴミで出してください。粗大ゴミの出し方は自治体によって異なりますが、多くの自治体ではつぎのような手順で出すことができます。
食器乾燥機を粗大ゴミとして出す際の手順
食器乾燥機を粗大ゴミとして出す場合、戸別回収を依頼するか清掃センターなどの処理施設に直接持ち込むこともできます。戸別回収を依頼する手順について説明しましょう。
- 自治体の担当窓口に連絡し粗大ゴミ回収を依頼する
- 回収の予約日時、排出場所、処理手数料を確認する
- 粗大ゴミ処理券を取り扱い店舗で購入する
- 回収日当日、粗大ゴミ処理券を貼った粗大ゴミを指定の場所に置く
処理施設に直接持ち込む場合は、自治体によって事前予約が必要になることがあります。また、予約が不要でも、搬入可能な日時を確認してから持ち込むようにしましょう。
自治体で不燃ゴミとして処分する
食器乾燥機は粗大ゴミとして出すのが一般的ですが、条件が合えば指定袋に入れ不燃ゴミとして出すことも可能です。不燃ゴミとして出すことができれば、粗大ゴミのような手続きは不要で処理費用も安く抑えることができるでしょう。
指定袋に入らないサイズでも、解体することで入るサイズにすることができますが、「食器乾燥機は粗大ゴミ」と決められている自治体なら、解体しても不燃ゴミでは出せない可能性があります。それぞれの自治体のルールを確認し、食器乾燥機も適切に出すようにしてください。
小型家電リサイクルに出す
完全に壊れてしまった食器乾燥機でも、リサイクルに出すことで有効利用ができます。食器乾燥機は小型家電リサイクルの対象になっており、拠点回収を行ったり収集を行っている自治体もあります。自治体以外でも、家電量販店で回収している場合もあるので問い合わせてみてください。
リサイクルショップなど業者に買い取ってもらう
家電製品なので古いものは買取を断られることがありますが、比較的新しくて状態が良い食器乾燥機なら、リサイクルショップや買取業者に買い取ってもらうことができるでしょう。査定してもらう前に、汚れを拭き取るなどしてできるだけキレイな状態にしておくことで、買取価格アップが期待できます。
フリマアプリやネットオークションで売る
リサイクルショップや買取業者に買取を断られるような食器乾燥機でも、使用できるものならフリマアプリやネットオークションで売れる可能性があります。製造から年数が経ったものでも、状態が良くちゃんと作動するなら買い手がつくこともあるので、とりあえず出品してみてはいかがでしょうか。
買い替えるときに引き取ってもらう
食器乾燥機を処分するだけでなく、入れ替えで新しい製品を購入する場合なら、購入店で引き取ってもらうこともできます。お店によっては下取りが可能なので、そうしてもらえれば新しい製品の購入費がいくらか安くなるでしょう。
下取りしてもらえなくても、新しい食器乾燥機や食洗機を購入するなら、古いものを無料か安く引き取って処分してもらうこともできるので、購入時に問い合わせてみてください。
欲しい人に譲る
まだ使える食器乾燥機なら、必要としている人を探して譲ることで処分することも可能です。ただし、使えるけれどあまりにも汚れていたりして状態が悪いものや、古すぎていつ使えなくなるかわからないものなどは、譲り受ける側に対して失礼になることもあります。譲るなら比較的新しいもの、状態が良いものにしておくのが無難です。
不用品回収業者に回収してもらう
自治体で処分すれば費用は比較的安くすむのですが、手続きが面倒だったり回収日がかなり先になってしまうこともあります。なにかと忙しい人なら、もっとかんたんに手間なく処分したいと思うのではないでしょうか。
できるだけ早く、手間なく食器乾燥機を処分したいのなら、費用は自治体よりも高くなりますが不用品回収業者に依頼するという方法があります。この方法なら、電話一本で回収に来てくれて即日対応も可能、自分で集積場所などへ運ぶ必要はなく食器乾燥機以外の不用品・ゴミもまとめて依頼することができます。
積み放題などお得なプランを利用すれば、ひとつひとつを処分してもらうよりも費用を抑えることができ、一度に家の中をすっきり片付けることができます。不用品やゴミをいちいち分別しなくてもOK、家の外への持ち出しもスタッフにすべておまかせです。
食器乾燥機以外にも片付けたいものがある人なら、不用品回収業者に問い合わせ見積りをもらって検討してみることをおすすめします。