不要になったタンスを捨てたいけど、粗大ゴミで処分するか、他に処分方法がないか、悩む人は多いです。タンスはサイズが大きく、ひとりで処分するのも手間がかかるので、捨てやすい方法を知っておくと便利です。
本記事では、たくさんの処分方法を紹介するので、自分にあった処分方法を見つけることができます。手間をかけない方法や、処分費用のかからない方法など、好きな方法を選んで処分しましょう。
目次
タンスを処分する6つの方法
タンスの処分方法は、粗大ゴミ以外にもたくさんあります。今回は6つの処分方法を紹介するので、ひとつずつ特徴を見ていきましょう。
自治体の粗大ゴミで捨てる
タンスを処分するときに、比較的に思い浮かびやすいのが粗大ゴミで処分することです。サイズの大きなタンスは、袋に入りきらないので粗大ゴミで処分するしかありません。粗大ゴミで捨てる場合、タンスは大きく重たいので、なるべく誰かに協力してもらいましょう。
一人で処分しようとすると、けがの原因にもなりかねないので危険です。運ぶ際には十分気を付けて運びましょう。粗大ゴミで捨てる手順を紹介していきますが、注意点があります。
自治体で処分する際は、自治体によってルールや費用、手順などが異なるので、必ず事前に連絡を入れて自分で確認してください。
粗大ゴミで処分する手順
- 粗大ゴミを捨てることを自治体に連絡します。このときに、捨てる場所や日時、費用などを一緒に聞いておくとスムーズに処分することができます。
- 粗大ゴミを捨てるには、「粗大ゴミ専用のシール」が必要です。役所、郵便局、コンビニなどで販売しているので、処分に必要な金額分を購入してください。
- タンスにシールを貼り、指定された日時、場所に捨てれば処分完了です。
メリット・デメリット
処分費用はそこまで高くない(400円~1,000円程度)ことや、国が処分するので安心できるのがメリットです。一方、運ぶ手間がかかってしまうことや、自治体が粗大ゴミを回収する日が決まっているので、好きなタイミングで処分できないのがデメリットとなります。
粗大ごみの回収日が過ぎてしまったけど、すぐに処分したい人は、直接ごみ処理場に持っていけばすぐに処分してくれます。このときも事前に電話をして捨てに行くことを伝えておきましょう。
解体して燃えるゴミで捨てる
タンスは解体すれば燃えるゴミで処分することが可能です。解体するには、ノコギリやハンマーなど工具が必要になります。不慣れな人が解体すると、ケガの原因にもなるので注意しましょう。
解体して小さくしてしまえば、袋に入れて燃えるゴミで処分することができます。処分費用をかけたくない人や、DIYが得意な人におすすめの処分方法です。
メリット・デメリット
燃えるごみは、回収日も多くいつでも好きなタイミングで処分することができます。処分費用もかからず、無料なのがメリットです。一方、解体作業には時間も労力もかかるので、手間のかかる作業になってしまいます。工具がない人は、わざわざ買う必要があるのがデメリットです。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者は、いらないものならなんでも回収してくれる便利な業者です。自宅まで直接取りに来てくれるので、重たいタンスを運ぶ必要がありません。業者が丁寧に運んでくれるので、運ぶ際に壁や床にキズが付く恐れもなく安心です。
しかし処分費用は 4,000 円 〜 8,000 円程度と高いです。また注意すべきは、悪徳業者が多い傾向があります。悪徳業者は、回収に紛れて金品を盗んだり、不法投棄したり、高額請求してきたりなど、危険性があるので気を付けましょう。
悪徳業者を選ばないためには、「古物商許可証」をチェックしてください。古物商許可証は、国が許可した業者に与える証であるため、安全です。またホームページに情報がきっちり記載されていることも、悪徳業者を選ばないためのポイントの一つです。
メリット・デメリット
とにかく手間が一切かからないのが一番のメリットになります。タンス以外にも一度にまとめて処分できることも魅力です。処分費用が高くなってしまうので、すぐに処分したい、一気に処分したい、といった人に向いています。
タンスが欲しい人に譲る
友達、知り合い、近所の人など、身近な人でタンスが欲しい人がいれば譲ってあげることで、処分することができます。まずは身近な人にタンスが必要か聞いてみましょう。もし、身近な人に貰い手がいない場合は、ネットで募集することもできます。
ジモティーなどを利用すれば、近場でタンスが欲しい人が見つかるので、運ぶ手間も減ります。ネットで募集する場合は、相手の情報がないので、トラブルにならないように気を付けましょう。
ささいなことからトラブルになることもあるので、事前にしっかりコミュニケーションを取って、詳細に決めておきましょう。
メリット・デメリット
処分費用がかからないだけでなく、有効活用してもらえるのがメリットです。デメリットとしては、タンスの貰い手がなかなか現れないので、すぐに処分できないことです。
フリマサイトで出品する
タンスをただ処分するだけでなく、お金に換えて処分することもできます。メルカリやラクマなど、フリマサイトで出品・販売するためには、タンスが壊れていないことが第一条件です。
壊れていたり、劣化が激しすぎたりすれば、商品が売れないので、この方法では処分できません。実際にメルカリで検索してみると、2,000~60,000円程度と、商品の値段も種類もバラエティー豊かです。一度自分の持っているタンスが、いくらで売れそうか見ておきましょう。
メリット・デメリット
お金に換えられるのが最大のメリットです。デメリットとしては、商品の質によって売れるまでに時間がかかってしまうことがあります。
リサイクルショップで売却する
リサイクルショップで売却することでお金に換えて処分することができます。お金に換えて処分する点は、上記と同じですが、違う点が3つあるので見ていきましょう。
1つ目は価格です。フリマサイトは直接「人」に販売するので、比較的高く売れます。一方、リサイクルショップは店舗を挟むので、中間マージンが発生します。そのため、買取価格が少し安くなります。
2つ目は、スピードです。リサイクルショップは店舗にもっていけば即日買い取りしてくれるので、すぐに処分できます。もし近くに店舗がない場合でも、出張買取もあるので活用してみましょう。
3つ目は、商品状態です。リサイクルショップでは買い取ったタンスを商品として販売するため、状態がよくなければいけません。また人気のメーカー品でなければ値段がほとんどつかないこともあります。
メリット・デメリット
すぐに処分したいときに処分でき、お金に換えることができるのがメリットです。デメリットとしては、フリマサイトで出品する方法に比べると、価格が安くなったり、売れるものが限られていたりすることです。
自分の好きな捨て方でタンスを処分しよう
合計6つの処分方法を紹介してきましたが、それぞれメリットやデメリットがあります。捨て方によって、処分費用や手間が異なるので、自分の好きな捨て方を選び、タンスを処分しましょう。
タンスの処分方法で悩んだときは、本記事で紹介した処分方法を参考にしてください。