オフィスチェアを処分する際、適切な方法と費用の理解が重要です。適切な方法を選び環境に配慮しながらオフィスチェアを捨てましょう。
目次
オフィスチェアの捨て方
オフィスチェアの捨て方には環境への配慮と安全性が重要です。この記事では使われなくなったオフィスチェアの処分方法と費用を解説します。
自治体の粗大ごみで処分
オフィスチェアは自治体の粗大ごみとして処分可能です。各自治体で手続きを行えば、ごみ処理券を通して家庭で使用していたオフィスチェアを廃棄できます。
ただし、オフィスチェアの処分方法は家庭用と事業所で異なるので注意が必要です。
また、オフィスチェアの処分方法は自治体によっても異なる場合があるので、地域のガイドラインに従いながら適切に処理しましょう。
家庭で使用していたオフィスチェア
家庭で使用していたオフィスチェアを処分する方法は自治体の粗大ごみ回収の利用です。オフィスチェアは家庭系一般廃棄物に分類されるため、自治体の指定する粗大ごみ回収日に回収してもらえます。
自治体の粗大ごみ回収の場合は処分費用が発生します。
オフィスチェアの処分費用は一般的に約300〜500円程度ですが、自治体によって異なることがあります。
処分費用の支払い方法や手続きについては、自治体のホームページやごみ処理センターにて詳細を確認しましょう。具体的な手続きは自治体の粗大ごみセンターに電話やインターネットで申し込みを行います。
次に、処分に必要な「粗大ごみ処理券」を購入します。
粗大ごみ処理券はコンビニやスーパーなどの取扱所で購入可能です。
手続きと処分費用分の粗大ごみ処理券の準備ができたら、自治体の指定する日にオフィスチェアを粗大ごみとして出しましょう。
事業で使用していたオフィスチェア
事業所で使用されていたオフィスチェアは自治体の粗大ごみ回収の対象外となります。
なぜなら、自治体が回収するのは主に家庭から出るごみだけだからです。
事業所で発生するオフィスチェアを含む廃棄物は産業廃棄物として扱われます。事業所から出た不要なオフィスチェアを適切に処分するためには、法律で定められた規定に従ってください。
法律では企業が廃棄物を適正に処理する責任が課されており、廃棄物処理場や指定された処理業者にオフィスチェアを持ち込む必要があります。大量のオフィスチェアを一度に処分する場合は、自治体が許可している一般廃棄物処理業者に依頼ができます。
ただし、産業廃棄物として処分する場合は廃棄物の総重量によって費用が算定されることに留意してください。適切な処分方法と費用については、事業所や自治体の担当窓口への問い合わせをおすすめします。
捨てる際の注意点
高さを調節できるレバー付きのオフィスチェアには、油圧式とガスシリンダー式の2つのタイプに分かれます。最近では、油圧式よりガスシリンダー式のほうが手頃な価格で販売されています。
ガスシリンダー式のオフィスチェアは、そのままでは自治体で回収できない場合があります。
必ず廃棄する前に各自治体に問い合わせることが重要です。
リサイクルショップに買い取ってもらう
オフィスチェアの傷も少なく、キレイな状態であればリサイクルショップで買い取ってもらえる場合があります。使用年数が少なく、キズや汚れがないオフィスチェアほど買い取ってもらえる可能性が高くなります。
リサイクルショップでは査定を行うための手続きが必要ですが、ほとんどのリサイクルショップでは査定費用は無料です。複数のオフィスチェアを処分したり、オフィスデスクと一緒に処分したりする場合は、リサイクルショップの出張査定の利用がおすすめです。
また、国内外の有名ブランドやメーカーのオフィスチェアも査定額が高くなる傾向があります。特に、ヘッドレストやオットマンなどの足を置ける機能やリクライニング機能が付いているオフィスチェアは、高い査定額が期待できます。
キレイな状態で提供すると査定額の向上が期待できるため、査定前に汚れやホコリを入念にふきとりましょう。オフィスチェアの価値を最大限に引き出すためには丁寧なメンテナンスが必要です。
ネットオークションやフリマアプリに出品する
処分したいオフィスチェアが1点だけの場合、ネットオークションやフリマアプリで売る方法もおすすめです。自分で価格を設定できるため場合によっては、リサイクルショップより高値で売却もできます。
また、期限が設けられないため自分のペースで処分できます。デメリットとしては、写真撮影や説明文の入力、売れたら発送するなどの手間がかかることです。
すぐに売れるとは限らないので、期限が決まっているような緊急の処分には向いていないでしょう。売れるまでの時間や手続きに余裕をもって計画してください。
オフィスチェアの状態や需要によっては、フリマサイトでの販売が最適な方法となる場合もあります。
必要な人に譲る
まだ使える状態のオフィスチェアであれば、友人や知人に声をかけてみるのもおすすめです。近年、テレワークの普及によりオフィスチェアを必要としている人が増えています。
特に顔見知りの関係であれば、フリマアプリやオークションとは異なりトラブルが発生する可能性も低いでしょう。必要な人にオフィスチェアを譲れば処分費用もかかることもなく、取引相手に対しても利益になります。
オフィスチェアを手放すことでスペースも確保でき、使える椅子が必要な人の役に立てるのは大きなメリットです。
不用品回収業者に依頼する
リサイクルショップやフリマサイトでの販売が難しい場合には、オフィスチェアを不用品回収業者に依頼して引き取ってもらう方法があります。特に以下のような場合には民間の不用品回収業者へ依頼するのがおすすめです。
ココがおすすめ
- オフィスチェアが古くて壊れている
- 大量のオフィスチェアを処分したい
- 他にも処分したい不用品がある
オフィスチェア1つを回収してもらう場合の費用相場は約1,000円前後です。不用品回収業者に頼むメリットとしては、自分の都合に合わせた日時に対応してもらえることや手間がかからないことが挙げられます。
一方、デメリットは単品の場合他の処分方法に比べて費用がやや高くなることがあります。オフィスチェアの処分には手間や時間がかかりますが、不用品回収業者を利用すれば一日でスムーズに済ませることも可能です。
業者によっては希望する日時に対応してくれるだけでなく、早朝や深夜などの時間帯指定も可能な場合もあります。他にも処分したいものがある場合には、分別から搬出までを任せられる業者にまとめて回収してもらうのが便利です。
また、一部の不用品回収業者は買取サービスも提供しており、現場で買取価格を提示して処分費用から差し引いてくれるため、経済的な面でもメリットがあります。
ただし、注意が必要なのは悪質な不用品回収業者の存在です。
信頼性のある業者を選ぶためには口コミや評判を確認し、事前の見積もり依頼が重要です。
まとめ
オフィスチェアの処分方法は家庭で使用していた場合と事業で使用していた場合で異なります。
オフィスチェアの処分には適切な方法を選ぶことが重要です。
適切な方法で処分し、環境への配慮や費用の節約ができます。
ぜひこれらの方法を参考にして、オフィスチェアの処分をスムーズに行ってください。