三輪車の処分したい場合に起こり得る「粗大ごみで出せるのか?」「他にどんな捨て方があるのか?」といった疑問にお答えすべく、ここでは正しい三輪車の廃棄方法について費用とともに分かりやすく解説します。
目次
三輪車を粗大ごみで出す方法
三輪車は多くの地域で粗大ごみとして出せます。細かいルールは市区町村によってことなりますが、多く自治体では三輪車を粗大ごみに出す場合、以下の方法が採用されています。
方法
- 戸別収集
- 持ち込み
それぞれの詳しい方法は以降をご参考になさってください。
三輪車の粗大ごみ戸別収集での処分方法
粗大ごみ戸別収集で三輪車を処分する場合、多くの市町村では以下の流れで行えます。
- 役所へ事前申し込み
- 粗大ごみ処理券の購入
- 収集日に三輪車を指定場所へ出す
申し込み方法は、電話をはじめ昨今ではインターネットから受け付けているケースも多いです。また、ハンディキャップをお持ちの方向けのFAX申し込みを採用している自治体もあります。
また、申し込みでは、三輪車を粗大ごみ収集で出したい旨を伝え、収集日の予約と料金確認を行います。料金の支払いは、事前に粗大ごみ処理券を市区町村内のコンビニや商店などの取り扱い場所での購入として行うケースが一般的です。
処理券はシールになっていて氏名、品目、収集日を記入の上、三輪車に貼り付けて予約日に指定取集場所へ出せば処分が完結します。自治体によっては、当日に直接収集スタッフに料金を支払う場合もありますので、お住いの地域のルールをご確認ください。
三輪車の粗大ごみ持ち込みでの処分方法
三輪車を粗大ごみとして持ち込みで処分する場合は、基本的な前提条件として、クリーンセンターなどの施設を有する自治体に限られます。
例えば、東京都新宿区のような都市部では直接持ち込み可能な処理施設がないため、三輪車を粗大ごみとして持ち込みできません。まずは、お住いの地域が粗大ごみ持ち込みを受け付けているかご確認ください。
なお、三輪車を持ち込む場合、事前申し込み不要の自治体が多いですが、地域によっては収集同様に申し込みが必要になるケースもあります。料金は持ち込み場所にて荷下ろし完了後に支払うのが通例です。基本的には10㎏あたりいくらといったような金額設定になっています。
三輪車を粗大ごみ以外で処分する方法4選
三輪車は先述の粗大ごみ以外にも、主に次の方法で処分可能です。
処分方法
- 不用品・廃品回収業者へ依頼
- 譲渡
- 寄付
- 売却
それぞれの処分方法を詳しくみてみましょう。
三輪車を不用品・廃品回収業者へ依頼して処分する方法
三輪車は不用品・廃品回収業者へ依頼することで処分可能です。お住いの地域に対応している業者へ問い合わせの上、依頼することで引取りに来てもらえます。ただし、料金が粗大ごみよりも高い傾向にあるため、三輪車以外にも不用品がある場合に利用した方がお得です。
また、料金やサービス内容は業者ごとに異なりますので、三輪車の処分を後悔しないためにも、複数ピックアップした上で相見積もりを依頼してご自身が一番納得できる業者を選ぶことをおすすめします。
三輪車を譲渡で処分する方法
身近な知人で三輪車を探している方がいれば、譲渡による処分も可能です。双方に料金が発生しないので粗大ごみや不用品・廃品回収よりも手軽でお得に処分できます。
もし、三輪車を探している知人が見当たらないようでしたら、インターネット掲示板の利用もおすすめです。さまざまな不用品の譲渡を受け付けているジモティーなど大手の掲示板を利用することで三輪車の譲渡先が見つかりやすくなります。
三輪車を寄付で処分する方法
譲渡に似ていますが、三輪車は寄付によって処分することもできます。例えば、NPO法人の活動の一環として三輪車の寄付を他の子供用品と一緒に受け付けている団体もあり、グットライフが運営するセカンドライフなどが有名です。
ちなみに、三輪車を送付して寄付する場合、送料がかかる場合がありますが、ご紹介のセカンドライフでは集荷によって全国から受け付けていて、基本的に無料で処分できます。
三輪車を売却で処分する方法
三輪車の状態によっては、売却での処分も期待できます。リアル店舗のリサイクルショップをはじめ、インターネットを利用したネットオークションやフリマアプリなどでも三輪車が取り引きされています。
ただし、必ずしも買い手が見つかるとは限らずの金額に届かないこともありますので、高望みせず売れたらラッキーくらいの余裕を持った売却がおすすめです。まずは同等の三輪車がどのくらいの金額で取引されているのかリサーチしてみましょう。
三輪車の処分費用
つづいて、ここまでご紹介した三輪車の処分方法にかかる費用について解説します。それぞれの方法ごとに処分費用を下記の表にまとめました。
三輪車の処分方法ごとの処分費用の目安
処分方法 | 処分費用 |
---|---|
粗大ごみ | 0~1,000円 |
不用品回収 | 1,000~10,000円 |
売却・譲渡・寄付 | 0円 |
なお、表に記載の金額はあくまで目安です。粗大ごみは地域によって、不用品回収は業者によって処分料金が異なります。また、譲渡の場合であっても遠方の方に送る場合は送料等の料金が別途発生します。
三輪車を処分する際の注意点
最後に三輪車を処分する際の注意点として、押さえておくべきポイントを解説します。三輪車ならではの事情により以下の事柄に留意する必要があるといえます。
三輪車の不燃ごみでの処分は危険
上記ではご紹介しませんでしたが、厳密にいえば三輪車は不燃ごみとしての処分も不可能ではありません。ただし、基本的には、各市町村で決められたサイズの不燃ごみ専用の袋に入りきらなければならず解体・分解が必要です。
しかし、三輪車は子どもが乗車しても壊れないように頑丈な設計になっているため、簡単に分解できず、無理に行うと怪我のリスクもありますので、おすすめしません。このような解体・分解の手間を考えると他の方法で処分した方が安全です。
三輪車の譲渡での処分は入念なチェックを
三輪車を譲渡などで処分する場合、使用可能であることが最低条件となりますが、子どもが使用しているため、意外とパーツの劣化を見落としがちです。譲渡したものの直ぐに三輪車が壊れてしまっては、お互い気分も良くありません。
そのため、フレームに錆がないか、タイヤは摩耗していないかといった劣化状況を確認してみてください。これは譲渡に限らず、売却の際は査定額にも影響しますので、処分前のチェックをおすすめします。
三輪車の売却での処分はデザインに注意
三輪車を売却で処分したい場合、デザインによっては売れない可能性もありますのでご注意ください。特にキャラクターデザインの三輪車ですと販売時と処分時の流行が異なり、査定額などに大きく影響する可能性があります。また、モデルや形状、色などの要素も影響しやく、流行のタイミングによっては、売却が難しいことも予想されます。
イメージでいえば、自動車の流行に似ているかもしれません。なお、三輪車のデザインに関しては、譲渡先で使用する子どもの好みとマッチしていないと、受け入れてもらえない可能性もあります。
お互いの大人が同意しても、使用するのはお子さんです。もし、あまりにも嫌がるようでしたら、無理な譲渡はおすすめしません。
まとめ:三輪車の処分方法について
以上、三輪車の処分方法について解説しました。三輪車は粗大ごみでの処分が可能で、他にも不用品・廃品回収業者への依頼、譲渡、寄付、売却といった処分方法もあります。
その他、不燃ごみとしての処分も可能ですが、解体・分解による怪我の危険性からおすすめしません。また、費用が発生する処分方法については、無料~10,000円と地域や業者によって幅があります。
なお、譲渡や売却で三輪車を処分する場合は、劣化具合やデザイン性などにも留意ください。
ぜひ、これらをご参考に三輪車を適切に処分なさってください。