家庭やオフィスで不要となった大型の家具や家電製品などの粗大ごみを処分する際には、適切な方法を知らないと大変な手間や費用がかかることがあります。
そこで、地域ごとの粗大ごみの処分方法について正しい知識を持つことが重要です。
以下では、品川区の粗大ごみの出し方についてご紹介します。
目次
回収してもらえる「粗大ごみ」の規定
品川区の粗大ごみに関する規定は、「一辺の長さがおおむね30センチメートル以上のごみ」とされています。
一辺の長さが30センチメートル以上のものは、すべて粗大ごみとなります。
粗大ごみを処分する場合には手数料が必要となり、逆に30センチメートル以下のごみは、通常の家庭ごみとして扱われるため、無料で処分ができます。
品川区の粗大ごみに出せない対象品目
品川区では一辺の長さが30センチメートル以上のものは、粗大ごみと定義されていますが、対象外となる物品もあります。
- 家電4品目(冷蔵庫、エアコン、テレビ、洗濯機)
- 家庭用パソコン(資源有効利用促進法によって処分)
- 適正処理困難物・危険物
- 事業系粗大ごみ
品川区の粗大ごみの出し方
品川区の粗大ごみの出し方は、自宅前や集合玄関前などから職員が回収する方法と、日曜日に指定場所へ直接持ち込む方法があり、どちらの場合も手数料が必要です。
なお、直接持ち込む場合は、収集手数料が割安になります。
いずれの方法も、事前に「品川区粗大ごみ受付センター」に申し込む必要があります。
粗大ごみ受付センターでは、粗大ごみの処理手数料や回収日、もしくは直接持ち込みの場合の指定日などを案内しています。
電話で申し込みする場合
電話での申し込みは、下記の番号で受け付けています。
お問合せ先
品川区粗大ごみ受付センター:03-5715-1122
※月曜日から土曜日(祝日含む)朝8時から夜9時まで受付
品川区粗大ごみ受付センターは、日曜日および12月29日〜1月3日は休業日となります。また、月曜日や祝日、年末年始、3〜4月の引っ越し時期等は、特に申し込みが多く電話がつながりにくいことがあります。
比較的つながりやすい時間帯は、午前8時台や午後6時〜8時台です。
収集日について希望のある場合は、なるべく早く時間に余裕をもって申し込みましょう。
インターネットで申し込みする場合
「品川区粗大ごみ受付センター」は、インターネットからの申し込みを24時間受け付けています。
もし営業時間内での電話が難しい場合やウェブ上で手続きを完了したい場合は、インターネットからの申し込みをおすすめします。
インターネットによる申し込みはこちらのサイトにて、24時間受け付けています。
どちらの申し込みにおいても、事前にメールアドレスを登録する必要があります。
メールアドレスの登録が完了すると、返信メールが送信されます。
そのメールに記載されたURLから申し込み画面に進み、申し込みが完了すると完了のメールが送信されます。キャンセルや変更をする際には、保存しておいたメールに記載されたURLから手続きをしてください。
区での収集を希望する場合
前述した通り、品川区で粗大ごみを収集してもらいたい場合は、「品川区粗大ごみ受付センター」に申し込む必要があります。
受付センターで案内された収集日の朝8時までに、粗大ごみを自宅の外に出しておくだけで構いません。一戸建ての場合は門前や玄関先で、集合住宅の場合は1階の集合玄関や粗大ごみ置き場に出すのが適切です。
自分で持ち込みをする場合
「品川区資源化センター」への直接持ち込みも可能です。
この場合もやはり、「品川区粗大ごみ受付センター」に申し込みが必須となります。
なお、持ち込み可能な日時は日曜日の午前9時〜午後4時までとなっているので、注意しましょう。
品川区の粗大ごみ処理手数料
申し込み後、必要な手数料を支払うための「品川区有料粗大ごみ処理券」を購入し、処分する粗大ごみに貼る必要があります。「品川区有料粗大ごみ処理券」は、「品川区有料粗大ごみ処理券取扱店」の掲示のある区内の商店・コンビニ等で購入することができます。
粗大ごみの処理には、ごみの種類やサイズに応じた手数料が必要です。
そのため、1つずつ処理券を購入し、粗大ごみの種類やサイズに合わせてA券200円とB券300円の組み合わせで貼り付ける必要があります。
例えば手数料が1,000円の場合、A券2枚とB券2枚が必要です。品川区の粗大ごみ処理手数料は、こちらのサイトで確認することができます。
手数料の金額は、粗大ごみのサイズなどによって異なることがあります。
粗大ごみの申し込みをする際は、手数料の確認を必ず行いましょう。
申し込み後の流れ
品川区の粗大ごみの出し方を、簡潔にまとめると以下のようになります。
- 粗大ごみ受付センターに申し込む
- 指定された金額分の有料粗大ごみ処理券を購入する
- 有料粗大ごみ処理券を粗大ごみに貼り付ける
- 収集場所に出す、または持込みを行う
自治体での処分方法を紹介しましたが、先ほども触れた通り「品川区資源化センター」へ直接持ち込んだ方が、収集に来てもらうより手数料が割安になります。
例えば、畳(一畳)で1,000円かかっていたものが500円になり、ダイニングテーブル(最大辺80㎝以上)で600円かかっていたものが300円となります。
多少の手間はかかりますが、少しでも節約したい方は持ち込みによる処分を検討してみましょう。
品川区の自治体以外で粗大ごみをお得に処分する方法
自治体以外でも、品川区で粗大ごみをお得に処分する方法があります。
以下に3つほど紹介します。
リサイクルショップに持っていく
リサイクルショップの店舗に持ち込むか、出張買取を依頼し、買い取ってもらう方法です。
ただし、リサイクルショップによっては、処分する品目や状態によっては買い取ってもらえない場合もあります。
また、買い取ってもらえたとしても、市場価値より低い価格で買い取られることがあるため、元々高価なものを処分する場合は注意が必要です。
オークションサイトで個人に売却処分
粗大ごみをオークションサイトで販売すると、高値で売れる可能性があります。
しかし、デメリットとして、発送や受け取りの手続きやトラブルのリスクがあることです。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に粗大ごみを引き取ってもらえば間や時間を省けますが、費用がかかることがあるため、複数社に見積もりを依頼することをおすすめします。
また、信頼できる業者を選ぶことも大切です。
業者によっては、違法な処分方法をとることがあるため、注意が必要です。
まとめ
以上、ご紹介したように粗大ごみの処分方法は多岐にわたり、自治体以外でもリサイクルショップやオークションサイトでの販売、不用品回収業者の利用などがあります。
それぞれメリットとデメリットがあるので、状況に合わせて選ぶことが大切です。