生活をしていく中で、どうしても出てきてしまうごみの1つが粗大ごみです。
ものによっては、処分に困ってしまうときもあるでしょう。
今回はそんなお悩みを少しでも解消できるよう、世田谷区の粗大ごみの出し方や手順について解説していきます。
目次
世田谷区の粗大ごみとは
世田谷区での粗大ごみとは、一辺の長さが30センチメートルを超える廃棄物のことです。
解体すると可燃ごみまたは不燃ごみで出せることもありますが、世田谷区は解体しても元の形や用途で判断されるので注意しましょう。
また、以下の物は世田谷区で粗大ごみとして出すことができません。
- 危険物(爆発物、有害物質、医療廃棄物、電池など)
- 建築資材(レンガ、コンクリート、アスベスト、ガラスなど)
- 一部の家電製品(冷蔵庫、エアコン、テレビ、プリンター、洗濯機、電子レンジなど)
- 車両部品(エンジン、バッテリー、タイヤなど)
- 液体・粉末状のもの(油脂、塗料、化粧品、ガソリンなど)
- 厨房排水物(台所用洗剤、石鹸など)
これらのごみは、世田谷区の指定する処理方法に従って処理する必要があります。
詳しくは、世田谷区のホームページなどで確認することができます。
世田谷区の粗大ごみの出し方・申込方法
まず、世田谷区では粗大ごみの収集は原則として予約制となっており、収集日時や収集方法については予約時に指定されます。
世田谷区の粗大ごみ収集で処分する場合
世田谷区粗大ごみ受付センターへ電話かインターネットで申し込みを行い、収集日に指定された場所に出して処分する方法です。
電話またはインターネットで申込み
まずは、電話かインターネットでの(例外的にFAXも可)申し込みが必要です。
世田谷区粗大ごみ受付センター
電話番号:03-5715-1133
月曜日~土曜日(日曜、祝日も含む)の午前8時~午後9時
※12月29日〜1月3日は除く
インターネットでは、こちらのサイトより24時間申し込みを受け付けています。
粗大ごみの収集について、インターネットでの申し込みの締め切りは、収集予定日の2日前(日曜日を挟む場合は3日前)の午前6時59分までとなっており、最大で2ヶ月先までの申し込みが可能です。
FAX
聴覚や言語に障害がある方は、FAXによる申し込みも可能です。
FAX番号:03-6673-4243
申し込み方法は、「粗大ごみ申し込み用紙の送付希望」という旨を明記し、申し込み者の名前(フリガナ)と、回答先のFAX番号を記載した書類(様式は自由)を送信してください。
なお、収集までの目安期間は最大で2週間程度、持ち込みの場合は最大で1ヶ月程度となっているので注意が必要です。
指定された場所は収集予約時に案内されますので、確認しておきましょう。
粗大ごみのシールを購入
次に、受付の際に案内された手数料分の「有料粗大ごみ処理券」(シール)を購入します。シールは、世田谷区内の「有料粗大ごみ処理券取扱所」の表示のあるコンビニエンスストアなどで購入することができます。
A券(200円)とB券(300円)があり、指定された金額分のシールが必要です。
詳細については、下記のページで確認できます。
処理券を貼って回収日の朝に粗大ごみを出す
収集当日に世田谷区の「有料粗大ごみ処理券」(シール)を粗大ごみに貼って出します。
シールの「氏名欄」に「収集日」と「氏名または受付番号」を記入して、収集日の午前8時までに指定場所へ出すようにしましょう。
粗大ごみを自分で持ち込む場合
粗大ごみは、「船橋粗大ごみ中継所」(世田谷区船橋7-21-15)に持ち込むことも可能です。世田谷区に収集を依頼をするのと同様に、電話かインターネットでの(例外的にFAXも可)申し込みが必要です。
粗大ごみの持ち込みの場合、インターネットでの申し込みの締め切りは、持ち込み予定日の当日の午前6時59分までとなっています。粗大ごみの持ち込みについては、まず粗大ごみ処理券を購入し、その処理券に「受付番号または名前」及び「持ち込み日」を記入して、品目ごとに貼ります。
申し込み者本人または同一世帯の方が、持ち込み予定日当日に自家用車などで持ち込みます。その際、申込者本人確認ができる書類や証明書などを持参する必要があります。
持ち込みは土曜日・日曜日のうち、申し込み時に指定された日の午前9時~12時、午後1時~午後3時30分までとなっています。また、手数料は収集の場合、半額(最低200円)となっており、料金や持ち込み日については、申し込み時に案内されます。
世田谷区の粗大ごみの処分にかかる料金
世田谷区の粗大ごみの処分にかかる料金については、品目一覧のサイトで確認することができます。
品目が見当たらないときや判断に迷う場合は、「粗大ごみ受付センター(電話番号:03-5715-1133)」へ問い合わせて確認しましょう。
自治体以外のお得な処分方法
自治体以外でも、粗大ごみを処分することができます。
以下、お得に処分する方法を3つご紹介します。
不用品回収業者に依頼して回収処分
不用品回収業者に粗大ごみを依頼して回収処分することができます。この方法は、自分で処分する手間や費用を省くことができるため、多くの人に利用されています。
ただし、依頼する業者によって料金や受付期間、収集可能な品目などが異なるため、事前に確認することが必要です。また、不法投棄や不正輸出などを防ぐため、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
ネットオークションで販売
粗大ごみをネットオークションで販売することで、捨てる前にまだ価値のあるものを売り、廃棄物の削減にもつながります。
また、売り上げを新しい家具などの購入資金に充てることもできます。ただし、取引相手とのやり取りにも注意し、トラブルを避けるためには取引前に相手の評価や取引実績を確認することも大切です。
世田谷区のリユース事業を利用する
世田谷区では、まだ使えるものが廃棄される状況を改善するため、(株)ジモティーと協力して、次に使う人が気持ちよく利用できるリユース事業を推進しています。
持ち込みは、エコプラザ用賀内(世田谷区用賀4-7-1)で行われており、事前に予約が必要です。予約はジモティーサイトより、インターネットでのみ受け付けています。
エコプラザ用賀内の営業時間は、午前9時〜午後5時です。持ち込まれたものは無料で引き取りますが、持ち込みできないものもあるため注意が必要です。
この機会に、「捨てる前にリユース」を検討してみてください。
まとめ
以上、世田谷区での粗大ごみの出し方と手順についてご紹介しました。
自治体で決められたルールを守り、不明な点はその都度、確認を行い適切に処分するようにしましょう。