3月になると転勤、就職、進学と引っ越しシーズンを迎えます。中央区から転出する人、中央区に新しく転入してくる人など忙しい日々を迎えることでしょう。
引っ越しで気になるのが粗大ごみの処分ではないでしょうか。
転出する方は、できるだけ荷物を軽くしたいので引っ越しに合わせて粗大ごみをの処分を考えるでしょう。転入する方は、新しい生活で出てきた粗大ごみの処分をどのようにしたらいいのか知りたいと思うでしょう。
そこで、今回は中央区での粗大ごみの出し方や手順、手数料などについてまとめました。粗大ごみを出す際の参考にしてください。
目次
中央区の粗大ごみの基準と品目は?
中央区では家庭で不用になった家具や家庭用品で、一辺の長さが30cm以上のものを粗大ごみとして取り扱っています。解体や分解を行ったものでも、元の長さが基準に該当すれば粗大ごみとして取り扱われます。
粗大ごみとして取り扱われる品目例
中央区で粗大ごみとして取り扱われるものには、一輪車、自転車、衣類箱、ギター、カーペット、ベッド、食器乾燥機、炊飯器、スコップ、シャベル、畳、掛け時計、ホットカーペット、ベンチプレス、マネキン、物干し台、物干しざおなど家具や家庭用品が326品目が指定されています。
各品目については、インターネットからも「中央区粗大ごみ受付センター」と検索すれば確認できます。どうしても判別ができない場合は、中央清掃事務所か管轄の清掃事務所まで問い合わせてみてください。
粗大ごみに該当せず回収できないものには?
毎日、使用している家庭用品の中でも粗大ごみに該当せず、中央区では回収、処分できないものもあります。
それは次のような品目です。
家電リサイクル法対象品目
テレビ、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機は、家電リサイクル法対象品目に指定されており中央区として回収、処分はできません。製品を購入した家電量販店など、または買い替えをする家電量販店などでの引き取り、処分を依頼します。
パソコンのリサイクル
家庭や職場で使用するパソコンやパソコンのモニター、ディスプレイ、キーボードなども中央区として回収、処分はできません。
パソコンのリサイクル回収を利用するためにメーカーか購入店に相談し、回収、処分を依頼します。詳しくは、メーカー、購入店に問い合わせてください。
引火性、有害性なもの
ガスボンベ、石油類、印刷用インク、花火など引火性や有害な危険物は、回収、処分の対象品目には該当しません。メーカーや購入店に相談し、回収、処分を依頼します。
特殊物品
オートバイ、自動車、タイヤ、ピアノ、金庫など中央区で解体、回収できない特殊な物品については、特定窓口または指定場所に引き渡し、処分しなければなりません。
ここまで挙げたもの以外のもので、判断に迷ったり、分からないものについては、中央清掃事務所か管轄の清掃事務所まで問い合わせてください。
粗大ごみの手数料は
家庭や職場から出る粗大ごみを中央区に処分を委託した場合にかかる手数料は次のとおりです。
手数料
一部の品目を取り上げて料金を掲載しています。
アイロン、一輪車、植木鉢、花瓶、額縁、カセットコンロ、換気扇、空気入れ、空気清浄機、照明器具、炊飯器、スキー板、スノーボード、釣りざお、天体望遠鏡、人形、布団、毛布などは、それぞれ200円です。
アコーデオンカーテン、ウィンドサーフィンボード、オーデェオ機器、鏡、姿見、ガステーブル、電気ドリル、建具、湯沸かし器などはそれぞれ400円です。
オーブン、ガスオーブン、シングルベッド(ベッドマットを除く)、製図机、洗面化粧台、ソファー(二人用)、畳(一畳)などはそれぞれ1,200円です。
粗大ごみとしての手数料は、ほとんどのが200円か400円ですが、ストレオセットや卓球台など2,000円以上かかるものもあります。
詳しくは、中央区の粗大ごみ料金表で検索してください。
粗大ごみ収集申し込みの手順
中央区へ粗大ごみを収集委託するための手順は、おおむね次の流れになります。
申し込み
粗大ごみの収集を区へ委託する場合には、申し込みが必要です。申し込みは、電話かインターネットで行います。インターネットの場合は、区の粗大ごみ受付センターにアクセスします。
粗大込みの種類や数量、収集場所や連絡場所など必要事項を入力し申し込みます。
インターネットの使えない方は、電話でも申し込みができます。粗大ごみの種類や数量、収集場所、氏名、住所など連絡場所を伝えて申し込みます。引っ越し時期や年末の大掃除時期は電話が込み合いますので余裕をもって申し込みましょう。
粗大ごみ処理券の購入
粗大ごみの処分を区に委託するためには、手数料がかかることはこれまでに述べてきたとおりです。そのために、粗大ごみ処理券を購入しなければなりません。粗大ごみ処理券には、200円のA券と300円のB券の2種類があります。
粗大ごみ処理券は区内のコンビニエンスストア、その他の店舗でも購入できます。処分を委託する品目、数量によって、A券、B券を組み合わせて購入します。
区への処分を委託する場合は、粗大ごみは10個以内となっていますから、粗大ごみの数に応じて購入しておきましょう。
粗大ごみの回収
粗大ごみの回収日に合わせて、粗大ごみを自宅の目につきやすい場所に置きます。回収は、午前8時~午後3時半頃までに実施されます。
粗大ごみには処理券を貼付しますが氏名、受付番号なども処理券に粗大ごみを出した人が分かるように記載します。一度に出すことが可能な粗大ごみの数量は10個以内と決まっていますから注意しましょう。
その他の処分方法
家庭で発生した、粗大ごみを処分する方法は何も中央区の行政に頼らなくても別の処分法があります。粗大ごみを処分するお得な方法には次のようなものがあります。
不用品回収業者を利用する
不用品回収業者は、不用品、つまり家庭で発生した粗大ごみの回収、処分のプロです。緊急性の高い場合や、粗大ごみが多く出てきた場合など早く、いくつでも回収、処分してもらえるので利用を考えてもいいでしょう。
ただ、料金は、行政で回収、処分する場合に比べて割高です。
引っ越し業者を利用する
引っ越し時に発生する粗大ごみを処分するには引っ越し業者を利用するのもよい方法です。引っ越しの荷物の移動とと粗大ごみの処分が一緒にできれば効率的です。
引っ越しと粗大ごみを抱き合わせて処分することになれば、単体で契約するよりも料金は安く抑えることができます。
リサイクルショップを利用する
リサイクルショップでは、家庭で不用になったものを買い取ってくれることも可能です。ただ、古くなったものでも利用価値の高いものは買い取ってくれることも考えられますが、なかなか買取はしてもらえず実用的ではありません。
この他にもネットオークションに出したり、他人に譲渡したりする方法もありますが、急いで処分したいときには実用的ではありません。
まとめ
これまで中央区の粗大ごみの出し方や手順、手数料やその他のお得な処分方法について紹介してきましたがお分かりいただけましたか。粗大ごみの出し方や手順、手数料などについては行政によってそれぞれに違いもありますから注意しましょう。
分からないことは、遠慮しないで行政の窓口に相談しましょう。