御蔵島村の人口は増加傾向にあり、1975年には177人だったのですが現在は300人を超えています。人口が増えれば当然ながら家庭から出るごみの排出量も増えるので、ごみはしっかりと分別を行い適切に出すことが大切でしょう。
可燃ごみや比較的小さな不燃ごみの場合、週に何度か収集に来てくれるので出し方を覚えることはそう難しくないはずです。しかし、それほど頻繁に出すことがない粗大ごみなら、どうやって出せばいいのか戸惑ってしまうこともあるでしょう。
今回は御蔵島村の粗大ごみの出し方や手順、そして手数料についてくわしく解説し、お得に粗大ごみを出す方法についてもご紹介します。
目次
御蔵島村のごみの分け方と出し方について
御蔵島村で処分してくれるごみは、一般家庭から排出されるものに限定され、事業活動に伴うごみは処分することができません。ごみの区分・分け方・出し方・収集方法について見ていきましょう。
可燃ごみについて
収集は月曜日・水曜日・金曜日の週3回、午前7時15分頃に収集に回ります。他の自治体では収集に回り始める時間がこれほど早いのは珍しく、多くの場合当日の朝8時か8時30分までに集積所に出すよう指示されています。御蔵島村のごみ収集時間は早いので、出すタイミングを間違えないよう注意してください。
可燃ごみに該当するごみは、残飯・生食品・紙や布、革、貝類・雑草・木材のほか、ダンボールやプラスチック、発泡スチロールも可燃ごみとして出します。「貝類」が含まれていることで、海に囲まれた自然豊かな島であることがわかります。
注意したいのは、他の自治体で当たり前にリサイクルに回しているダンボールも可燃ごみだということ。ダンボールは資源として回収している自治体も多いのですが、御蔵島村では可燃ごみで出すので、ダンボールを分別しておく必要はありません。
また、いずれのごみも1辺が50cm以下になるようにし、金属類が付いているものに関しては取り外してから出すようにしてください。
不燃ごみについて
収集は第1火曜日と第3火曜日の月2回で、可燃ごみと同じく当日の朝7時15分頃までに出すようにします。
不燃ごみの例として、小さな金属類・陶器類・がれき類・ガラス(板ガラス・耐熱ガラスなど)等があります。これらの不燃ごみは集積所に出すことができますが、袋等から出して排出してください。また、食品のカスや油などで汚れている場合は、その汚れを落としてから出すようにしましょう。
集積所に出せない不燃ごみもあります。まずスプレー缶とライターなどですが、処理する際に危険なごみなので、スプレー缶・ライターは使い切ってから出しますが、スプレー缶の場合は穴を開けてガス抜きを行ってください。これらのごみは村役場横のダストボックスに持ち込みますが、随時受入可能です。
上記に該当しない不燃ごみ・金属類などは、指定された置き場まで持ち込む必要があります。役場に問い合わせ、指示に従ってください。
有害ごみについて
乾電池やアルカリ電池、リチウム電池、パック式電池、そして蛍光灯等が有害ごみに該当します。収集は行わず、村役場横のダストボックスまで持ち込みます。随時受入可能で持ち込む日時・曜日は問いません。出すときは袋から出してください。
リサイクルするものについて
ごみではなくリサイクルされるものは、缶類・ビン類・ペットボトルです。いずれも中をきれいに洗い乾かしてから出すようにしてください。キャップがあるもの、ラベルが貼られているものははずして別に処分してください。
缶類はスチール缶とアルミ缶が対象で、第2と第4火曜日の朝7時15分頃から回収します。ビン類とペットボトルは収集しないので、村役場横のダストボックスまで持ち込みます。こちらも随時受入可能です。
粗大ごみについて
収集には出せない不燃ごみや一般家電製品、家具などは、村役場で所定の申請書を記入し、指定された置き場まで直接持ち込みます。粗大ごみの出し方について、つぎにくわしく説明しましょう。
粗大ごみの出し方は?
御蔵島村では、他の自治体のように戸別回収で粗大ごみを出すことができません。村役場で受付を行い指定された場所に粗大ごみを持ち込んで処分してもらいます。村役場の受付時間は月曜日~金曜日の開庁時間内ですが、祝祭日や年末年始を除きます。
該当するごみは、一般家電製品や家具類などですが、家電リサイクル法対象品目の冷蔵庫や冷凍庫、洗濯機や衣類乾燥機、テレビ、エアコンについては別途手続きが必要です。
粗大ごみを出す手順は以下のとおりです。
一般家電製品や家具などの場合
- 村役場まで粗大ごみを持ち込む
- 所定の申請書に記入する
- 指定された置き場に粗大ごみを降ろす
家電リサイクル法対象品目
- 郵便局でリサイクル券を購入する
- 村役場に対象品目の家電を持ち込む
- 所定の申請書に記入する
- 指定された置き場に家電を降ろす
※業務用機器は家電リサイクル法の対象外です。
御蔵島村では粗大ごみ処理手数料が不要?
御蔵島村のホームページを確認しても、粗大ごみ処理に必要な手数料は記載されていません。持ち込む際に必要な申請書に記入しますが、手数料の支払いについては触れていないのです。
他の自治体では、戸別収集なら粗大ごみ処理券を購入するケースが多く、直接処理施設に持ち込む場合はごみを計量して重要に応じた手数料を支払うのが一般的です。
御蔵島村では粗大ごみの処分を無料で行うことができるようですが、家電リサイクル法対象品目については、リサイクル券を購入する必要があるので忘れないようにしましょう。
御蔵島村でお得に粗大ごみを処分するには?
御蔵島村では粗大ごみを出す際に料金を支払う必要がないということで、それだけでもお得に処分できると思うかもしれません。
しかし、他の自治体では普通に行われている戸別回収がないので、不便に感じる人もいるのではないでしょうか。村役場まで粗大ごみを持ち込む必要があるので、粗大ごみが重い、大きい場合は車に積み込むことが難しいかもしれないし、処分したいごみが多ければ何度も家と役場を往復する必要があります。
役場は月曜日から金曜日の平日のみ開庁しているので、仕事などで土日しか時間がつくれない人なら粗大ごみをなかなか出せないかもしれません。お得なようで不便な粗大ごみの処分、もっと便利で気軽に粗大ごみを出す方法として、不用品回収業者への依頼があるので参考にしてみてください。
不用品回収業者に依頼するメリット
不用品回収業者への依頼は費用がかかりそう、そう思うかもしれません。たしかに無料ではありませんし、粗大ごみを1点のみの処分なら割高になってしまいます。
しかし、不用品回収業者の場合はまとまった量を回収してもらうのがお得になるという、積み放題プランなどが用意されており、粗大ごみの他にもさまざまな不用品やごみもまとめて処分することができます。
粗大ごみの戸別回収がない御蔵島村で、各家庭まで回収に来てくれる業者の存在は助かるという人もいるでしょう。不用品回収業者に依頼すれば、大きくて重いごみ、量が多いごみ、分別が面倒なごみなど、体に負担をかけず時短で処分可能になります。引っ越しなどで急いで粗大ごみを処分したい人なら、持込む手間やかかる時間がもったいない、わずらわしいはずです。
また、まだ十分使える家電製品や家具などの粗大ごみ・不用品を買い取るサービスを行っている不用品回収業者もいるので、依頼すれば思わぬ価格で粗大ごみや不用品が売れることもあるでしょう。
もし処分したい粗大ごみが1点だけではなく、まとまった量の不用品・ごみもまとめて処分したいなら、不用品回収業者に問い合わせ見積りをもらうことをおすすめします。