東京都港区の粗大ごみの出し方について料金やお得な捨て方とともに分かりやすく解説します。
目次
港区の粗大ごみの出し方
東京都港区では、家庭から出る最大辺の長さが30㎝以上210㎝未満の廃棄物が粗大ごみに指定され、基本的に収集または持ち込みのいずれかで出せます。
ただし、家電リサイクル法や資源有効利用促進法の対象となっているテレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機、乾燥機、パソコンといった家電製品は粗大ごみとして出せません。その他、60㎝未満のプラスチック製の棚やボックス、ケース、トレイについては資源プラスチックで収集しています。
では、港区の粗大ごみの収集と持ち込みのそれぞれの詳しい手順をみてみましょう。
港区の粗大ごみを収集に出す方法
東京都港区の粗大ごみを収集に出す場合は以下の手順で行えます。
- 事前申し込み
- 粗大ごみシール(処理券)の購入
- 収集場所に粗大ごみを出す
各手順の詳細は以降をご参考になさってください。
港区の粗大ごみ収集事前申し込み方法
まず、事前申し込みとして粗大ごみ受付センターへ問い合わせします。粗大ごみ収集の申し込み方法は、以下のいずれかから行ってください。
申し込み方法
インターネット申し込み⇒みなと粗大ごみ受付センター
※24時間対応(ただし12月29日~1月3日およびメンテナンス時は休止)
※仮登録の上、届いたメールから本登録を行って粗大ごみ収集を申し込んでください。
※仮登録から24時間以内に本登録を行われないと自動的にキャンセル扱いとなります。
AIチャットポッド申し込み⇒港区粗大ごみチャットサポート
※24時間対応(ただし12月29日~1月3日およびメンテナンス時は休止)
電話⇒03-6747-9253
※受付曜日・時間:月曜日~土曜日・8:00~19:00(ただし12月29日~1月3日は休止)
※かけ間違いにご注意ください。
港区専用の粗大ごみシール(処理券)の購入方法
東京都港区では粗大ごみ収集の後、料金として専用の粗大ごみシール(処理券)の購入が必要です。以下のデザインの粗大ごみシール(処理券)を区内で「港区有料ごみ処理券取扱所標識」があるコンビニ、スーパー、商店などで購入してください。
画像引用元:港区【有料ごみ処理券】
なお、詳しい購入場所については下記のページに掲載されています。
詳しい購入場所
- 芝地区:港区【有料ごみ処理券取扱所(芝地区)】
- 麻生地区:港区【有料ごみ処理券取扱所(麻布地区)】
- 赤坂地区:港区【有料ごみ処理券取扱所(赤坂地区)】
- 高輪地区:港区【有料ごみ処理券取扱所(高輪地区)】
- 芝浦港南地区:港区【有料ごみ処理券取扱所(芝浦港南地区)】
- その他:港区【有料ごみ処理券取扱所(近隣区)】
港区の粗大ごみを収集場所に出す方法
東京都港区では、購入した粗大ごみシール(処理券)に日付と氏名または受付番号を明記した上、粗大ごみに貼り付けて指定場所に出します。出す日時は、申し込み時に予約した収集当日の8:00までです。
なお、基本的に粗大ごみの収集場所までへの運搬はご自身で行う必要がありますが、特例として以下に該当する場合は粗大ごみ運び出し収集の利用が可能です。
運び出し収集
- 65歳以上
- 介護を必要としている(要介護認定を受けている)
- ハンディキャップをお持ちの方(身体者障碍者手帳、愛の手帳、精神障害者保険福祉手帳が交付されている)
- 指定難病又は特殊疾病に罹患している
- 妊婦(母子健康手帳が交付されている)
- 区長に認められている
ただし、同居家族や近隣住民に協力を得られる場合は、利用できません。申し込みはみなとリサイクル清掃事務所(電話番号:03-3450-8025)で受け付けています。また、港区の粗大ごみ運び出し収集は申し込み後に、職員よる下見が行われて利用可否が判断されます。必ずしも利用できるとは限りませんのでご注意ください。
港区の粗大ごみを持ち込みで出す方法
東京都港区の粗大ごみは持ち込みでも出せます。ただし、他の自治体は持ち込みの場合、事前予約不要としているケースが多いですが、港区の場合、収集と同様に以下の手順で行います。
- 事前申し込み
- 粗大ごみシール(処理券)の購入
- 指定場所に粗大ごみを持ち込む
①と②に関しては収集と同じ手順のため、ここでは割愛し③の詳細を解説します。
港区の粗大ごみの持ち込み方法
東京都港区では芝浦清掃作業所を粗大ごみの持ち込みの受け入れ場所に指定されています。芝浦清掃作業所には、申し込み時に予約した日の9:00~16:00の間に本人が自家用車などに粗大ごみを積んで持ち込んでください。粗大ごみには収集同様に粗大ごみシール(処理券)を貼って持ち込みます。申請時以外に追加などの粗大ごみを当日持ち込むことはできませんので、必要な場合は持ち込み前に変更等の希望をお伝えください。
なお、受付は16:00まで行っていますが、混み合うことが予想されるため、極力15:30までに持ち込むようにしましょう。
また、持ち込み時には本人確認が行われますので、運転免許証などの身分証明書もお忘れなく持参してください。万が一、身分証明書の住所が港区でない場合は、証明書として使用できないため、公共料金の請求書など港区の住所が記載されている書類が代わりになります。
港区の粗大ごみの持ち込み指定場所
東京都港区の粗大ごみ持ち込み場所に指定されている芝浦清掃作業所の所在地などの情報はいかのとおりです。
指定場所
所在地:東京都港区港南3丁目1−18
港区の粗大ごみの料金
つづいて、東京都港区の粗大ごみの料金について解説します。港区では主に以下のように品目ごとに異なる料金が設けられています。
港区の粗大ごみの品目ごとの処分料金
粗大ごみの品目 | 収集の料金 | 持ち込みの料金 |
---|---|---|
椅子・照明器具・布団など | 400円 | 無料 |
自転車・敷物など | 800円 | 400円 |
ベッドマット・畳・机など | 1,200円 | 600円 |
ソファー・中型の棚など | 2,000円 | 1,000円 |
両軸机・大型の棚など | 2,800円 | 1,400円 |
なお、記載の粗大ごみの品目はあくまで参考です。細かくは下記からご確認いただけます。
また、正確な料金については申し込みの際のお問い合わせ時に粗大ごみシール(処理券)の必要購入枚数とともにご確認ください。
港区のお得な粗大ごみの捨て方
最後に東京都港区で粗大ごみをお得に捨てる方法を解説します。ここまでご紹介の収集と持ち込みであれば、持ち込みの方が料金的には安くて品目によっては無料のためお得です。他にも以下のような方法もありますので、ご参考になさってください。
港区の粗大ごみの減免制度について
また、港区は以下の方を粗大ごみの減免対象としていますので、該当するようでしたら手続きにて申請可能です。
港区の粗大ごみ減免対象者
- 生活保護受給者
- 児童扶養手当受給者
- 特別児童扶養手当受給者
- 老齢福祉年金受給者
- 中国残留邦人等の支援給付対象者
受付はみなと粗大ごみ受付センターで行っており、電話(03-6747-9253)のみ対応しています。詳しくは下記をご覧ください。
無料引き取り可能な粗大ごみについて
東京都港区では、持ち込みで無料になる粗大ごみ以外に、まだ使用可能な良質な木製の家具については無料引き取りを行っています。主な引き取り条件は以下のとおりです。
引き取り条件
- 港区内の一般家庭で使用されていた家具類
- 簡易清掃ができる家具類
- 組み立てが必要な場合は複数回の組み立ての耐性がある家具類
なお、引き取りには査定が必要となり予約制です。申請は以下の窓口で行えます。
窓口
無料引き取り申請先:家具のリサイクル展事務室
電話番号:03-3472-8186
受付時間:9:30~16:30(日曜日・第3木曜日・12月28日~1月3日を除く)
事前に引き取り希望の家具類の高さ、幅、奥行きの長さを測ってから連絡するようにしてください。
粗大ごみを売却でお得に処分する方法
その他、東京都港区の粗大ごみをお得に処分するには、売却という方法もあります。当然、まだ使用可能で、価値がある必要はありますが、品目によってはリサイクルショップや買取専門店で買い取ってもらえる他、ネットオークションやフリマアプリといったインターネットで売却する方法もあります。
また、粗大ごみの数量が多い場合やサイズが大きすぎて港区では対応不可の品目などは、不用品・廃品回収業者への依頼もおすすめです。料金は港区よりも高額ですが、自宅まで出張で引き取りに来てもらえて、即日対応も行っているのですぐに粗大ごみを捨てたい場合に大変便利です。
まとめ:港区の粗大ごみについて
以上、東京都港区の粗大ごみについて解説しました。港区の粗大ごみの出し方は、基本的に収集または持ち込みです。料金は品目によって無料~2,800円で捨てられます。
また、対象者は減免制度の利用が可能な他、港区では良質な木製家具類については無料引き取りも行っています。その他、お得に粗大ごみを捨てるのであれば、使用可能などの条件つきで売却もおすすめです。
ぜひ、これらをご参考に東京都港区の粗大ごみを適切に処分なさってください。