粗大ごみは生活の一部として発生するものですが、地域ごとに出し方が異なります。
本記事では、東京都渋谷区における粗大ごみの出し方に焦点を当て、手順や手数料、お得な方法について分かりやすくご紹介します。
目次
渋谷区が定める粗大ごみの定義
渋谷区では、家庭から出る家具類や電気製品類、その他一辺の長さが30センチメートル四方を超えるものを粗大ごみとして扱います。
※一辺の長さが180センチメートルを超えるものは、180センチメートル以下に切断・解体してから申込みしてください。
また、エアコンやテレビ、冷蔵庫、冷凍庫、洗濯機、衣類乾燥機などは渋谷区では粗大ごみとして出すことができません。
家電リサイクル法によりリサイクルすることが義務付けられています。
購入したお店に引き取りを依頼したり、電話相談したりしましょう。
渋谷区で粗大ごみの手順や方法
渋谷区では、主に2つの処分方法を推奨しています。
- 粗大ごみ受付センターに戸別回収してもらう
- 一括査定サービス「おいくら」を利用する
以下に詳しく解説していきます。
戸別回収の手順
戸別回収の手順は以下の通りです。
①申し込み
粗大ごみ受付センターへの電話またはホームページから行うことができます。
粗大ごみ受付センター
ホームページ
予約電話番号:03-5296-7000
受付日時:月曜日から土曜日(祝日を含む)8時~19時
※申し込み時には、収集日とごみ処理手数料の確認を忘れずに行ってください。
手数料は品目によって異なります。
主な品目の手数料は以下の通りです。
手数料
布団・いす(ソファー除く)・衣装箱・掃除機:400円
自転車(16インチ以上)・ソファー(1人用):800円
ベッドマット・シングルベッド:1200円
ソファー(2人用以上):2000円
両袖机:2800円
処理手数料の詳しい内容が知りたい方は下記のページを参照してください。
②有料粗大ごみ処理券を購入
最寄のスーパーやコンビニなど有料ごみ処理券取扱所で、渋谷区の有料粗大ごみ処理券を購入してください。
③粗大ごみを出す
粗大ごみの表面に渋谷区の有料粗大ごみ処理券を貼ります。
当日8時までに自宅の玄関先に粗大ごみを出します。
回収スタッフが建物内に入れないので、集合住宅の場合は必ず粗大ごみを1階まで降ろしましょう。
※蛍光管類が付属している照明器具や学習机、ベッドなどの粗大ごみを出す場合は、必ず蛍光管類を外してから出してください。
※外した蛍光管類は資源回収へ出し、水銀を含まない白熱電球やLEDランプなどは不燃ごみへ出すようにしましょう。
一括査定サービス「おいくら」について
一括査定サービス「おいくら」は、株式会社マーケットエンタープライズが運営する中古品・不要品の一括査定サービスです。
利用者は査定結果を受け取った後、自分のニーズに合った買取業者を選択して利用できます。
リサイクルショップなど複数の買取業者の査定価格を比較し、手間なく売却可能です。
渋谷区は、リユース事業への連携により廃棄物処理量の削減を目指しています。
申し込みは「おいくら」の申込みフォームから行うことができます。
一括査定サービス「おいくら」の手順
一括査定サービス「おいくら」の流れは以下の通りです。
- 商品のカテゴリを選ぶ
- 商品情報とお客様情報を入力して査定を依頼する
- 届いた査定結果から買取店を選ぶ
- 環境と財布に優しい不要品処分が完了する
一括査定サービス「おいくら」のメリット
一括査定サービス「おいくら」のメリットは以下の通りです。
ココがおすすめ
- 処分費用を支払わずに売却できる可能性がある
- 大型品や自分では運べないものも売却対象となる
- 出張買取なら自宅まで買取業者が来てくれる
- 土日祝日や最短で当日中に売却が可能な場合もある
まだ使えるものを廃棄する前に、売却してリユースに繋げることを検討してみてください。
渋谷区の粗大ごみの処分で疑問が残っているなら
自治体の粗大ごみ処分について気になることがある方は、粗大ごみ受付センターへ確認してみましょう。
粗大ごみ受付センター
清掃リサイクル課清掃事務所
電話番号:03-5467-4300
清掃リサイクル課リサイクル推進係
電話番号:03-5467-4073
FAX:03-5467-4076
そのほかの粗大ごみを処分する方法
自治体以外の処分方法も確認していきましょう。
処分方法
- ネットオークションを利用する
- リサイクルショップに持っていく
- 不用品回収業者を利用する
以下で簡単に紹介していきます。
ネットオークションを利用する
メルカリやヤフオクなどを利用し、条件として状態がある程度良いものに限りますが、販売可能です。
メリットとしてはお金が増える点や環境にも優しい点などです。
デメリットとしては、手間がかかり売れるまでに時間がかかる場合があります。
リサイクルショップに持っていく
条件やメリット・デメリットはネットオークションを利用するのと類似しています。
気になる点は、量が多い場合持ち運ぶのに手間がかかることです。
不用品回収業者を利用する
メリットは手軽さであり、デメリットは業者の選択が難しく費用がかかることです。
見積もりや口コミなど必ず確認して、慎重に業者を選びましょう。
おすすめする処分方法の決め方
自分で探す手間を考慮して、市の進めている一括査定サービス「おいくら」の利用を検討しましょう。
その後に市の戸別収集や他の方法を選択するのをおすすめします。
処分方法の注意点や補足
注意点やお得な情報を紹介します。
粗大ごみの解体作業
解体作業は重い物や鋭利な部品が関わるため、安全に作業することが重要です。
手袋や保護メガネを着用し、怪我や事故を防ぐようにしましょう。
解体作業を行う場所も重要です。
広いスペースで作業し、周囲に余裕を持たせることで作業の効率性と安全性を高められます。
解体作業の際には、作業スペースを適切に確保し周囲の人々や障害物に注意して作業しましょう。
有料粗大ごみ処理券の減免について
市の戸別収集の際に貼り付ける粗大ごみ処理券は減免対象になっています。下記の条件に該当する場合、粗大ごみの収集料金が減額または免除される可能性があります。
条件
- 火災などの災害被災者
- 生活保護受給者
- 特別児童扶養手当受給者
- 児童扶養手当受給者
- 老齢福祉年金受給者(注:老齢基礎年金受給者は減免対象外となります)
詳細は粗大ごみ受付センターに問い合わせてください。
戸別収集の運び出し作業
料金がかかりますが、25キログラム以下の粗大ごみは戸別収集時に運び出してもらえます。手続きは粗大ごみ受付センターでの申し込み後、シルバー人材センターに相談してください。
シルバー人材センター
シルバー人材センター
電話番号:03-5465-1876
高齢者や障がい者の方で粗大ごみの運び出しが困難な場合、清掃事務所が手伝います。以下の対象に該当する世帯が申し込み可能です。
対象
- 65歳以上の高齢者
- 障がい者
申し込みは渋谷区清掃事務所へ電話で行います。(収集日や有料粗大ごみ処理券の案内をします)収集日当日は、本人または代理人の立会いのもと室内から運び出します。
運び出し作業補助の注意点について
集合住宅で室内からは運び出せますが屋外の収集場所への搬入が困難な場合は、収集日当日に有料ごみ処理券を適切に貼り、部屋のドア前に置いてください。
適正処理が困難な物や長尺物、重量物、出入り口から出せない物、取り外し工事や解体作業が必要な物は収集できない場合があるので事前に確認しましょう。
まとめ
以上が渋谷区の粗大ごみの処分方法についての紹介でした。
処分方法は、様々ありますが粗大ごみ受付センターと一括査定サービス「おいくら」を利用する方法などをおすすめしています。
その他にはネットオークションやリサイクルショップ、不用品回収業者の利用があります。
本記事の情報を参考にして渋谷区での粗大ごみの処理を円滑に行ってください。