粗大ごみはどのようなものが該当するのか、処分してくれる自治体によって異なります。可燃ごみや不燃ごみなど、週に何度か出すごみなら比較的早く出し方を覚えることができますが、めったに出さない粗大ごみなら出すときになって迷うこともあるでしょう。
いざというとき困らないように、他の地域から日の出町に転入してきた人なら粗大ごみの出し方をしっかりと把握することが大切です。
今回は日の出町の粗大ごみの出し方・手順、そして手数料についても解説し、よりお得に粗大ごみを処分できる方法についても紹介しましょう。
目次
日の出町ではどんなごみが粗大ごみになる?
粗大ごみ、といっても必ずしも大きなサイズとは限らない自治体もありますが、日の出町の場合はつぎのようなごみを粗大ごみとしています。
- 日の出町のホームページにある〔資源・ごみ〕分別辞典で粗大ごみに分別されているもの
- 大人2人でトラックに積み込める程度のもの
- サイズは小さくても処理に負担がかかるもの
品目が同じでも指定袋に入るサイズなら、袋に入れて可燃ごみや不燃ごみとして出すことができるものもあります。袋に入るサイズとは、ごみを入れた状態で袋の口をしばることができるものであり、袋から突き出たり口をしばることができないものは、粗大ごみとして出すことになります。
回収を依頼した粗大ごみは収集業者がトラックに積み込むのですが、大人2人で積み込めないようなごみは処理することができません。分別辞典の品目別料金表にないもの、あっても通常よりも重量があるものや極度に大きなごみの場合は、重量や形状、処理方法を勘案し算出して料金が決まります。
こんな粗大ゴミは出せません
処理困難物とされているつぎのようなごみは、日の出町で収集することができません。
ココに注意
- 建築廃材
- 消火器
- 石や砂など土砂類
- 医療廃棄物
- 便器
- ピアノ
- 自動車
- オートバイ
- タイヤ
- バッテリー
- ガスボンベ
- 大人2人で収集車に積み込みできない重量・大きさのものなど
このほかにも日の出町で処理できないごみもあるので、わからないときは日の出町・生活完全安心課の環境リサイクル係まで問い合わせてください。
家電4品目とパソコンも収集できない
家電リサイクル法の対象家電である、テレビ・冷蔵庫や冷凍庫・エアコン・洗濯機や衣類乾燥機については、メーカー等がリサイクルするため日の出町では収集しません。これらの4品目は販売店に依頼して処分するか、有料の収集運搬を依頼して回収してもらってください。いずれもリサイクル料金が必要になります。
また、パソコンについても日の出町では回収していませんので、パソコンメーカーに回収してもらうか、宅配便を利用して回収してもらってください。
日の出町の粗大ごみの出し方と手順について
日の出町の粗大ごみの出し方には「戸別収集」と「自分で持ち込む」の2つがあります。それぞれの手順について説明します。
戸別収集を依頼する場合
日の出町の粗大ごみは、シール状の処理券方式です。回収を申し込むと自宅の庭先などまで来てくれる戸別回収で、申し込みは日の出町の担当課ではなく、住んでいる地域ごとに決められている収集業者まで連絡します。出し方の手順は以下のとおりです。
- 収集業者に電話で申し込みを行う
- 収集日と処理手数料を確認する
- 処理券を取扱店で購入する
- 粗大ごみに処理券を貼っておく
- 収集日の当日8時までに家の外に置く
収集を申し込むときは粗大ごみの寸法と数を伝えるので、事前に確かめておく必要があります。処理手数料は粗大ごみ1点ずつにかかりますから、金額も1点ごとにメモしておきましょう。処理券を販売する取扱店は、日の出町のホームページ「町指定ごみ専用袋・粗大ごみ処理券(シール)取扱店」で確認してください。
処理券ははっきりとわかるように、見えやすい場所に貼るようにしましょう。収集日の当日8時までに庭先など自宅の敷地内に出すようにします。家の中まで作業員が入って回収することはないので、必ず家の外に出しましょう。
複数の粗大ごみを出す場合、バラバラに置かずまとめて置いてください。また、処理券を購入しても貼り付けていない場合は収集できませんし、金額が違う処理券が貼り付けてある場合も収集できません。収集の時間を指定することはできませんが、収集時に立ち会う必要がないので、朝8時までに出したら家を留守にしてもかまいません。
自分で持ち込む場合
持ち込む場所は「西秋川衛生組合(電話:042-596-4418)」です。受付できるのは祝日を含む月曜日から金曜日の午前9時~午後4時まで、ただし正午から午後1時は除きます。また、年末年始は受付けていません。
持ち込める粗大ごみは、一辺の長さが50cm以上、または重量が5kg以上のものですが、持ち込めないごみもあります。くわしくは西秋川衛生組合「持ち込みごみのガイド」にある「持ち込み不可・不適物一覧」を確認してください。
なお、受付時に本人確認のため運転免許証やマイナンバーカード、健康保険証などを提示する必要があります。
粗大ごみを持ち込む場合の手順は以下のとおりです。
- 計量棟で依頼書に記入し、受付カードを受け取る
- 粗大ごみを積んだ車で車載台に進み重量をはかる
- 施設内に入り指示に従って粗大ごみを自分で降ろす
- 施設から出て計量棟に向かい再び車の重量をはかる
- 車から降りてカードを返却し料金を支払う
- 車載台から車をおろし退場する
持ち込み不可の粗大ごみの場合は、降ろすことができないので持ち帰ることになります。料金は現金で支払うので、なるべくお釣りのないように小銭も用意してください。
日の出町の粗大ごみ料金について
戸別収集と自分で持ち込む場合の料金は異なります。それぞれの料金について見ていきましょう。
戸別収集の場合
粗大ごみの料金、処理手数料は品目ごとに決められています。日の出町ホームページの「資源とごみの出し方」に粗大ごみ品目別料金表が掲載されているので、そちらで確認してください。料金表に名前がないものは、申し込み時に伝える寸法などから算出します。
持ち込む場合の料金
持ち込むごみ10kgにつき300円の処理手数料がかかり、計量は10kg単位です。持ち込むごみが10kg未満の場合は300円となります。計量して料金が決まるので、処理券を購入する必要がありません。
日の出町で粗大ごみをお得に処分するには?
日の出町の粗大ごみ処理の料金は、サイズが小さなものなら200円から、たんすなら1,000円、イス型のマッサージ機でも1,400円で処分することができます。これは業者に依頼するよりも安いです。
しかし、そのような処理手数料をかけずに、お得に粗大ごみを処分することも可能です。それは粗大ごみをごみとして捨ててしまわず、商品として売却するという方法になります。
リサイクルショップや買取業者に売る
家具や家電など、まだ使えるものならリサイクルショップや買取業者に買い取ってもらうことができます。
ただし、ショップのスタッフや買取業者から見て「売れる」と思ったものだけが買取可能、使えるけれど古すぎるものや汚れや傷があるものなら、価値がないと判断され買取を拒否されるでしょう。
不用品回収業者に依頼する方法もお得に?
粗大ごみを1点だけ処分するなら、日の出町で処分するよりも割高になる不用品回収業者への依頼ですが、複数の粗大ごみや不用品をまとめて処分するならお得になる可能性があります。お金の問題だけでなく、手間や時間を省くことができるのが不用品回収業者のメリットです。
日の出町に粗大ごみ収集を依頼しても、時期によっては申し込み日から収集日までかなりかかってしまうこともあります。申し込みも粗大ごみの寸法をあらかじめはかっておく必要があり、処理券を購入する手間もかかり、場合によって処理できない粗大ごみが断られることもあるのです。
不用品回収業者に依頼するなら、電話1本かければ回収に来てくれて依頼者はなにも準備しなくてOK、運び出し・積み込みもすべて業者まかせにできます。日の出町では粗大ごみかどうかを見極めて出すという手間がかかりますが、不用品回収業者なら回収を依頼するだけ、さまざまな不用品・ごみを分別せず処分することができるのです。
また、業者によっては家電や家具などの買取にも応じてくれますから、買い取ってもらうことができれば回収費用をその分安くすることもできます。あれこれ手続きが面倒、分別が苦手、急ぎで処分したい、そんな人は不用品回収業者に依頼して粗大ごみ処分することをおすすめします。